2012年3月3日土曜日

おひなさま


 今日は、3月3日、ひなまつりですね。私が、子供だった○○年前、この日はとても楽しい行事の日でした。女の子が周りからちやほやと大切にされて、この日は、何があっても女の子が一番でした。床の間のあるお座敷に、大きな雛壇をかざり、桃の花を生けて、お菓子もたくさん並べて、楽しみのご馳走がありました。わたしの家では、いつもちらしずしを母が作ってくれました。一年に一度、おひなさまを蔵から出して飾るのが、例年の行事とはいえ、わくわくするものでした。その頃は、蔵にネズミがいるのは不思議なことでもなく、人形たちの顔や手の一部が、ネズミにかじられたりもしました。子供心にも大きな年中行事だったひなまつりが、成長とともに、生活も慌しくなり、いつのまにか人形たちのことも頭から遠のいていきました。
そんなひなまつりが、何年かのブランクの後、我が家に復活することになりました。娘が生まれ、初節句に、父と母は、何と、昔のような大きな七段飾りのおひなさまを、孫にプレゼントしてくれたのです。娘は大喜びで、ひな壇へ座れる体の間は、自分もおひなさまになって有頂天でした。大きな家なら別ですが、団地住まいの私達にとっては、不釣り合いのおひなさまでした。ひなまつりが終わると、大きな荷物となって、私達を困らせました。今では、住まいに合わせて、コンパクトなおひなさまがいろいろありますが、父と母にとれば、おひなさまイコール七段飾りのおひなさまということで、かわいい孫娘に贈りたかったのでしょう。時代は変わり、現代では、大きな七段飾りのおひなさまを求める方は、少なくなっているのでしょうか。
今、手元に、8センチ×6センチの台座に立つ、超コンパクトなかわいいお内裏さまとお雛さまを飾り眺めています。女の子たちの成長を願って。


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