2019年11月29日金曜日

天皇皇后両陛下


 新しい天皇、皇后に即位された両陛下の、多忙な日々が続いています。先週は、三重県の伊勢神宮へ参拝されました。そして今週は、奈良京都へと来られました。その間では、ローマ教皇との謁見もあり、本当に多忙な日々でした。
 昨日、買い物に出かけた時のことです。偶然ですが、川端二条で帰京の途につかれる両陛下をお見送りすることができました。茶会を終えられ、京都御所を出発されて、丸太町通りを東へ、そして川端通りを南へというコースです。川端二条の交差点を横断しようとすると、一ヶ所にたくさんの人が集まっています。警察官もたくさん出ています。「あと5分です」とのことで、待つことにしました。「あと3分」の「3」、「あと1分」の「1」と、パトカーの前と横に表示されているので、両陛下の乗られた車が近づいてくるのがよくわかります。


 一分前に丸太町を曲がってくる車列が見えました。ボンネットに付けられた天皇旗がはためいています。手を振られる両陛下のお顔がよく見えます。写真も撮れました。








  天皇即位に関わる多くの儀式が無事終わろうとしています。ニュースでは国民の喜びが伝わってきます。両陛下をお迎えする地方の人々も、日の丸の旗を振りながら感動して涙を流している方もいます。国民の喜びは、天皇皇后両陛下への応援メッセージのように思われます。雅子さまの大変だった状況を理解したうえで、声援を送ります。国民はいつも温かい気持ちで、両陛下を見守り続けているのです。


2019年11月28日木曜日

ふるさとの偉人


 先日お寿司屋さんで食事をしました。そこで面白い発見をしました。何を注文しようかとお品書きを見ていると、ふるさとの偉人の名前が料理名につけられています。ふるさとの偉人について、誰もが知っている名前ばかりではありませんでした。本居宣長(1730~1801)、松浦武四郎(1818~1888)


 三井高利(1622~1694)、小津安二郎(1903~1963)などは高い知名度だと思います。
作家梶井基次郎(1901~1932)は「城のある町にて」でふるさとを取り上げました。代表作「檸檬」は有名です。京都で学生生活を送っていた彼は、寺町二条にある八百屋で檸檬を買いました。今住んでいる京都の私の家の近くです。残念ながらその八百屋は、十年ほど前に閉店しています。大型書店丸善は、明治40年に、三条麩屋町で開業しています。「檸檬」の発表は、1925年です。檸檬と書店での彼の空想が展開されます。
 原田二郎(1849~1930)は、明治から大正にかけて活躍した実業家です。晩年は慈善事業に専心したとのことです。紀州藩士の家に生まれました。御城番屋敷の近くにある旧宅は武家屋敷で、現在無料で一般公開されています。
 蒲生氏郷(1556~1595)もふるさとの偉人です。思いもかけず、お寿司屋さんでふるさとの偉人について勉強することができました。

2019年11月27日水曜日

驚きの変化


 先日家の近くの京都河原町通り三条下るにある大型商業館がリニューアルオープンしました。その中にファッション大手のユニクロが、4フロア―を使い広々空間を展開しています。店のあちこちには、京都らしさを追求し、いろんな工夫を凝らした情熱が見受けられます。店名は「京都ゆにくろ」です。


早速出かけました。オープンして4日目です。夕方の5時前でした。平日です。ビルの入口からすごい人です。人の波が続きます。外国人もたくさんいます。中国の人は、グループを組んでの行動です。皆さん、買い物カゴにいっぱいの買い物をされています。アジア、ヨーロッパへ出店を展開しているユニクロは、知名度は高く有名です。テニスの錦織選手も着ています。テレビでよく見るCMです。以前からポアロはユニクロのポロシャツを愛用していました。今回もポロシャツを買いに行ったのです。ところが店内を探し回りましたが見つかりません。Tシャツやカシミヤなどの襟のないタイプは色、柄、豊富でたくさん並んでいるというのにです。見つけられず、店のスタッフに尋ねました。そこで驚きの事実が判明しました。「ポロシャツはありません。置いていません。オンラインでも扱っていません」びっくり仰天です。ポロシャツの需要がなくなったというのでしょうか。テニスの錦織君が着ているのに、これからはユニクロへ行っても、ポロシャツは手に入りません。需要の変化なのか、企業の戦略なのか? ショックを受けて帰りました。

2019年11月26日火曜日

お出かけ(奈良・談山神社)


 三重から京都へ戻る途中、少し遠回りをしました。奈良県桜井市にあるモミジで有名な談山神社へ寄ることにしました。以前奈良に十年ちょっと住んでいた頃には、県内のあちこちへ行きましたがここへはまだ行っていませんでした。名前は聞いたことがあります。学校で習ったのか、歴史・地理・寺社仏閣の好きだった父から聞いたのか定かではありませんが、古い神社です。中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が、極秘の談合をした所です。この談合で暴逆を図ろうとする蘇我入鹿を討ち、中央統一国家の完成という歴史的偉業が成し遂げられました。本殿には、藤原鎌足公が祀られています。




 三重の方から向かった私たちは、東吉野回りで、奥山踏み分けてというほど山の中を走りました。ずいぶん遠く感じました。二時間かかりました。大駐車場には、たくさんの観光バスや自家用車が停まっています。私たちとは反対方向から来た車です。帰りにわかったのですが、明日香村から近い所でした。明日香村へは、ずいぶん前に家族で来ています。レンタサイクルで回ったことが思い出されます。
 談山神社はもみじで有名です。全山紅葉といった景色です。奈良県一番の紅葉スポットで、高い人気を呼んでいるそうです。あいにくの曇り空でしたが、色とりどりの紅葉で本当に素晴らしく見とれてしまいました。観光バスの団体客は、ガイドさんの小籏の後ろに続きます。一団体は五十人ほどで、とても賑やかで圧倒されます。次から次へと、団体客が来られます。中国からの観光客もおられます。ポーズを作って、熱心に写真撮影をされています。大きな声の中国語が飛び交っています。









 本殿や宝物展示されている拝殿や、観音堂、蹴鞠の庭など見るところはたくさんあります。高さ約17メートルもある十三重塔は、室町時代に建てられました。木造十三重塔としては、世界唯一とのことです。一時間ほどかけて回りました。帰りは明日香村へと山を下りました。その途中からの眺めは最高でした。明日香村や橿原市が見えています。遠くは、二上山や葛城山、金剛山が見えています。
 今回の走行距離は、160キロ、所要時間は食事や休憩を入れて7時間ほどでした。談山神社の見事な紅葉を満喫しました。

2019年11月25日月曜日

松阪牛まつり


 昨日ふるさとで「松阪牛まつり」が開催されました。以前グランドゴルフを楽しんだ、農業公園で開催されました。いつもニュースで見るだけでしたが、今回はちょうどふるさとにいたので出かけました。初めてのことです。駐車場は一杯になるということなので自転車で出かけました。



 松阪牛まつりは、年に一度開催されます。特産松阪牛が勢ぞろいし、ナンバー1が決まります。そしてせり市では高額の落札額が話題を呼びます。



子どもたちに大人気のキャラクターショーや、特産品の販売や、焼肉コーナーなどいろんな店も出ます。地元の松阪牛専門店は、すき焼き2000食を無料でふるまいます。伊勢茶や鳥羽の海産物の店、遠く三陸の陸前高田の海産物も出店しています。会場は子ども連れのファミリーや若者からシニアまで、たくさんの人で賑わっています。会場を一回りしました。焼肉のいい香りが漂っています。ちょうどお昼時だったので、食欲をそそられます。たくさんの人の行列ができています。







 松阪牛まつりはとても盛大なイベントでした。日本の中でも、ブランド牛として有名な松阪牛です。地元人にとっても、いつもいつも口にするというわけにはいきません。しかしふるさとの松阪牛は、ふるさと自慢の一つになっています。初めての参加でしたが、ふるさとへの想いがまた一段と膨らみました。

2019年11月22日金曜日

毎日の楽しみ


 生きる基本は、食べて寝て遊ぶことだと思いますが、それだけでは人生つまらないのではないでしょうか。人それぞれ毎日の楽しみを持っていることと思います。ちょっと考えただけで、たくさんの楽しみが頭に浮かんできます。音楽、スポーツ、グルメ、アルコール、おしゃべり、読書などいろいろあります。趣味と言うと、旅行、山登り、バードウォッチング、自然観察もありますが、毎日の楽しみというわけではありません。
 私の場合は、ピアノを弾くこと、書くこと、思索すること、映画を観ることが毎日の楽しみです。ブログを書き始めてからは、読んでもらうという楽しみも増えました。小さな楽しみを見つけて、毎日気分はルンルンで過ごしたいと思います。

2019年11月21日木曜日

冬到来


 あちこちから初雪のたよりが発表されています。三重の家の前を流れる二級河川に、先日からカモメたちが飛来してきました。



冬の到来です。カモメたちは、朝早く集まります。8時には場所移動するので、一羽もいなくなります。たくさんのカモメが一斉に飛び立ちシベリアへと帰って行ったと、春先のブログに書きましたが、あれから数ヶ月が経ちカモメたちの姿が戻りました。家の近所は、とても賑やかになっています。大空高く飛ぶカモメの姿が、とてもかっこよく暫し見とれてしまいます。


2019年11月20日水曜日

面白い袋詰め放題


 先日京都から三重へ移動する時のことです。途中にあるドライブインで、私の好きな袋詰め放題を体験しました。出店の果物屋の前を通ると「柿詰め放題五百円」と書かれているのが目にはいりました。私の好きな柿です。子どもの頃には、自宅の庭に柿の木があり、いつでも食べることができました。結婚してふるさとを離れてからは、秋になると母が送ってくれました。家で採れる柿というイメージが強く、店で柿を買うのは不思議な気持ちでした。母が去り、父が去り、実家は遠いものになってしまいました。それ以来、時々柿を食べたくなって買うことがあります。
 店のおじさんに「詰め放題します」と言うと「35個は入るよ」と袋をくれました。二人がかりで、柿をもらった袋に詰めました。35個は無理でもたくさん入ります。傷の無い柿を選びます。柔らかいのは避けて、しっかりしたものを選びます。数は数えていませんが、じゅうぶん満足しました。通りがかりの人が、面白そうなことをしていると興味ありげに足を止めます。「たくさんもらいました、ありがとう」と言い、五百円を払いドライブインをあとにしました。



何個入っているのか楽しみです。とても重い柿詰め放題の袋です。家に着いて早速食べてみました。色、つやはきれいな柿です。味はほんのり甘く、かたさも食べごろです、まずまずの味です。数えると25個ありました。何と安いことでしょう。旬の果物、柿をせっせと頂くことにします。楽しい袋詰め放題でした。

2019年11月19日火曜日

久しぶり大阪心斎橋


 久しぶりに大阪へ出かけました。ポアロはラグビーの観戦が目的なので、私は一人で銀ブラ転じて心ブラを楽しみました。大阪南一番の繁華街、心斎橋です。私としては、一人で行動するのは滅多に無いことなので緊張します。慣れ親しんだ大阪とはいえ、詳しい地理関係はわかりません。ポアロが簡単な地図を書いてくれました。ポアロと別れ、私は地下鉄御堂筋線の心斎橋に降り立ちました。たくさんの人の波です。あまりキョロキョロするとおのぼりさんに見られます。なにくわぬ顔で、案内表示を見ながら進みます。改札を出るとぴったりデパートの入り口でした。心斎橋にあった二つの老舗デパートですが、吸収買収され一つとなっています。最近新館がオープンし、話題を集めていました。エスカレーターで最上階10階まで上がりました。まず始めに感じたのは、今までの日本のデパートにはないゆったり感です。広々空間です。店内を歩くにも気持ちがいいほどです。たくさんの店がひしめくようなものではありません。余裕のあるレイアウトです。お客さんは、中国からの観光客がいっぱいでした。
 デパートの一階から出て、心斎橋筋を歩きます。どっち方向へ行くのか一瞬戸惑いましたが、人通りの多い方へ歩き出しました。以前とは違う光景を目にして、違和感をおぼえます。ドラッグストアの多いこと、多いこと。その数に圧倒されます。ひしめくような数のドラッグストアが並んでいます。こんな状況でも、商売は成り立っているのかと気になるほどです。歩いている観光客は、ほとんどが中国や韓国などアジアの人達です。日本語以外の言語が飛び交っています。



 大阪南の心斎橋といえば、庶民的な割安感いっぱいのものがあふれています。キョロキョロするのも面白く、ウインドウショッピングが楽しめます。今日は買い物は無しと思っていましたが、割安感につられて買ってしまいました。それも色違いの三色でです。気分も良くなり、上機嫌で歩きます。以前奈良に住んでいた頃は、娘のレッスンで毎週大阪へ通いました。心斎橋にある老舗の楽器店へもよく寄りました。心配しましたが、その店はまだ健在でした。以前からあったいくつかの和菓子店もまだありました。
 心斎橋から難波方向へと歩いているつもりでした。ちょっとおかしいと気づいたのはずいぶん歩いてからのことです。いろんなお店に気を取られ、キョロキョロするうちに、反対方向へ一駅分も歩いていたのでした。これは大変早く戻らないとと思い、商店街から出て御堂筋を南へと歩きました。大阪のメインストリート御堂筋です。大好きな御堂筋です。ヒット曲「雨の御堂筋」が思い出されます。途中からまた商店街へと戻りました。難波のデパート辺りで、ポアロと待ち合わせをしています。心斎橋筋から戎橋筋へと変わります。道頓堀川を渡ります。少し時間があったので、違う商店街へ入りました。有名ななんば花月の前を通り進みます。ふと気づくと「ここは千日前」という表示です。商店街が四方八方へ広がっています。戻らねばと思いまた違う商店街へ入り込んでしまいました。「道具筋」との表示です。どっちから来たのかわからなくなりました。さっき通った道の記憶を振り絞り、「なんば花月」の前へと戻りました。そこでポアロから電話が入り、やれやれです。心斎橋筋と交差するような商店街がたくさんあるのです。一人でうろうろするのには、難しい場所でした。この日のお出かけは6時間半、歩行数は16500歩でした。シニアにとっては強行軍でした。

2019年11月18日月曜日

京都府立植物園へ


 今から40数年前、一歳になった娘をつれて京都府立植物園へ出かけました。当時住んでいた奈良から車で出かけました。時期は11月、ちょうど今頃でした。真っ赤に紅葉した桜の葉が、見事な絨毯を作っていました。やっと一人で立ち、一歩二歩と歩く娘の写真をたくさん撮りました。こけても痛くない葉っぱの絨毯です。娘はキャッキャ言いながら、葉っぱの絨毯に上機嫌です。そんな思い出がふとよみがえり、懐かしくなってこの時期の植物園へ出かけました。自転車で出かけました。

アプローチのケヤキ並木
   ケヤキやイチョウ、モミジ、サクラもきれいに色づいています。しかし落ち葉の絨毯はまだありません。少し早かったのかなと思いながら、園内を散策しました。

イチョウはもう少しで黄色くなりそうです

モミジはいろんな色彩で輝いています


四季咲きのサクラ

フウの黄葉
今回は温室も見学できました。南洋のいろんな国の植物を見ることができます。温室の中は、汗ばむほどの暖かさです。名前も知らない美しく咲く花々に見とれてしまいます。








 今年は何度も植物園を訪れました。旬の花、カキツバタにボタン、シャクヤク、アジサイを見ることができました。今回のテーマは紅葉です。園内にひっそり咲く桜の花を見つけました。小ぶりの木です。近づいてみると、四季桜と表示されています。花は小さく可憐です。紅葉の時期に見る桜の花に、驚きました。自宅から自転車で40分ほどの距離にある植物園のファンになっています。

2019年11月15日金曜日

ご近所京都市動物園


 昨日は太陽が出たものの、北風が強く寒いお天気でした。毎日いろいろ理由をつけて、歩数を上げるようにしている私たちです。七十歳代後半の知人は、毎日一万歩を目標とされています。見習おうと思いますが、なかなか実行できません。買い物に行く時も、できるだけ遠くの店を目指しますが、せいぜい5000歩です。そこで買い物以外の目的地を考えました。今回は京都市動物園です。シニアは入場無料となっています。気軽に何度でも行くことができます。自宅から歩いて20分ほどです。


  寒いお天気で平日ということもあり、動物園の来場者はとても少ないものでした。京都市動物園は、1903年の開園です。面積は4.1ヘクタール、種数は139種(2016年)、頭数は593点(2016年)とのことです。かわいい観覧車やかわいい汽車もあります。




ゆっくりのんびり園内を見て回りました。前回行ったのは、3年ほど前です。3頭のゾウの子供が人気を呼んでいたのを思い出します。その子象たちもずいぶん大きくなっていました。



ゴリラの子供はまだ1歳未満で、とてもかわいく愛嬌を振りまいていました。ゴリラやチンパンジー、サルは、人間に近い頭脳を持っているとかで、親近感もありとても興味を持ってしまいます。食事中のゴリラは、観ている人間たちに背を向けて食べています。何を思っているのか、何を考えているのか、わかるような気がします。 



ライオンやトラ、ジャガーなどがいるところは、もうじゅうワールドです。かわいいというより怖い存在です。キリンとシマウマはとても仲良く、同じ園庭で食事をしています。ほほえましい光景です。カバ、シカやロバ、レッサーパンダもいます。動物たちの優しい目が印象的です。










 家を出てから帰宅するまでの所要時間は2時間半、歩数は7000歩を超えました。