2018年6月29日金曜日

梅雨時の訪問者(4)

 我が家の小さな庭に続々と訪問者があります。カタツムリ、カエル、モグラとともに、テントウムシ、トカゲも登場しました。トカゲは、いくつもの植木鉢を並べている所をテリトリーにしています。コンクリートの壁を上ったり下りたりと結構活動するので、家の中からでもトカゲの姿をよく目にします。小さいトカゲから大きなトカゲまで、いろいろいるようです。





 テントウムシは、地植えのキキョウや植木鉢のホオズキにいるのを発見しました。テントウムシのイメージはかわいくて、お話しや歌で、子供達に好かれているというものです。しかしそのテントウムシにもいろいろあって、益虫ばかりではなく害虫もあるそうです。小さな庭でいろいろ植物を育てているポアロと野良部部長は、テントウムシに注意して目を光らせています。益虫のテントウムシは、植物に付くアブラムシを食べてくれるそうです。
 
ヒメカメノコテントウ アブラムシを食べてくれます



模様が違いますがヒメカメノコテントウのようです
 害虫のテントウムシは、植物の葉を食べるそうです。小さな庭でも観察していると、いろんな生き物がいることに驚きます。



ニジュウヤホシテントウ ホオズキの葉を食べています

 ルッコラの葉を全部食べたのは青虫、蝶々の幼虫でしょうか?見つけたときはもはや遅し。



2018年6月28日木曜日

嬉しいニュース(白鳥ヒナ誕生)


 先日嬉しいニュースが届きました。西国三十三所第十八番札所である京都頂法寺六角堂の池で、白鳥のヒナが誕生したというニュースです。六角堂では、23年前からコブハクチョウを飼育しているそうです。今月6日にヒナがかえりました。ヒナがかえったのは、5年ぶりとのことです。早速ヒナを見に出かけました。六角堂は、華道池坊の発祥地です。聖徳太子によって創建されました。華道の道を歩んだ母や、現在歩んでいる姉や、少しばかりかじった私も、馴染みの六角堂です。お参りした時には、池にいる白鳥をいつも見ていますが、ヒナに会うのは初めてです。
 
池の左側、奥に餌場がありそこに白鳥の親子がいます。
 
餌場には鳩よけの網がありお母さんがエサをとって子供
に与えています。エサは白菜を刻んだもののようです。

こちらに来てくれました。大きい方がお父さんのようです。

登場、まだ少し卵色の産毛でおおわれています。


ちゃんとひれ付きの足で泳いでいます。

お母さんは真っ白です

伸びをして足をのばしています。

移動中はいつも子供を間に挟んでいます。
  

池の右端まで移動、お堂があります。
 
大きな鯉がツッツキに来ています。

  フワフワの産毛が、生まれたばかりのヒナを象徴しています。お父さんとお母さんが、ヒナを守るようにガードしています。親の愛情が溢れている、ほのぼのとした光景です。札所参りの人や、観光客が見守る中を、白鳥の家族は優雅に泳いでいます。広いとは言えない六角堂の池です。ニュースを聞いて、カメラを持って駆け付けた、私達の仲間もたくさんいます。たくさんのカメラが、かわいいスターを追っかけます。今は手のひらにのるぐらいのヒナですが、地元人としてヒナの成長を見守り続けたいと思います。無事に元気に育ってくれますように!

2018年6月27日水曜日

梅雨時の訪問者(3)


 梅雨真っ只中、我が家の小さな庭にたくさんの訪問者があります。カタツムリ、カエルに続いて今度はモグラです。ある日の朝、庭の塀の近くに土を掘り起こしたような跡を見つけました。一か所ではなく、続いています。所どころに小さな穴があります。






数年前にもモグラが来て、庭中を掘り起こしました。その時は、ポアロがタイミングよくモグラを捕まえて、遠くの草原へもって行ってもらいました。モグラに遭遇するのは、至難の技です。毎朝起きる度に、モグラの仕事はどんどん増え続けています。庭中を暴れ回っています。土の中といっても、土を掘って進むのは大変だと思います。若いモグラでしょうか。その働きぶりには感心します。モグラの顔は愛嬌があります。クリクリ目玉にクリクリ坊主。かわいいと言って喜んではおれません。植木鉢の植物も被害を受けています。モグラが土を掘り起こしたおかげで、植木鉢はひっくり返っています。地植えの植物は、根っこから掘り起こされたおかげで、枯れかかっています。モグラが、ずっと同じ場所で暮らすということはないようです。しばらく暴れ回ったら、次の場所へ移動するようです。我が家の小さな庭の土の中に、何匹のモグラがいるのかはわかりません。ファミリーで、しばらく滞在するのかもしれません。夜の間に、モグラたちが小さな庭の土の中を、縦横無尽に動き回っている光景を想像するとおかしくて笑いが出ます。ポアロは、大切に育てている植物が被害を受けて怒っています。「もう少しの辛抱、辛抱、モグラの引っ越しはもうすぐよ」と、私はなだめています。

2018年6月26日火曜日

梅雨時の訪問者(2)


 梅雨真っ只中、我が家の小さな庭にかわいい訪問者がありました。カタツムリに続いて、二匹のカエルです。トノサマガエルとアマガエルです。トノサマガエルは、体長6センチほど、アマガエルは、体長3センチほどです。トノサマガエルは、いくつもの植木鉢が並んでいるところで植物の陰に隠れていました。アマガエルは、庭の隅の雑草の中にいました。カエルたちは、梅雨時の雨の中で生き生きと暮らしているようです。
  




どこで生まれたオタマジャクシが、カエルになってどういうルートで我が家の小さな庭に来てくれたのでしょうか。不思議です。ぴょんぴょん飛んで、坂を上り崖を上り、コンクリート塀に囲まれた小さな庭に飛び降りたのでしょうか。小さな庭でも、いろんな虫がいます。カエルたちにとっては、食べるものが豊富にあるのかも知れません。 
面白い光景を見ることがありました。ボチャンという音に振り向くと、トノサマガエルがプールのようになっている水桶に飛び込んだのでした。直径30センチほどの水桶ですが、トノサマガエルにとっては、池のようなものかも知れません。まさに松尾芭蕉の「古池や 蛙飛びこむ 水の音」の情景です。思わず笑ってしまいました。

右の鉢にはメダカがいます。左の鉢に飛び込みました

カメラを取りに行っている間に隣のプランターに飛び乗りました。

アマガエルは、小さな体でよく飛び回ります。根付けにぴったりのような大きさです。カラスに襲われないように、小さな庭で元気に楽しく過ごしてほしいと願っています。我が家ではカエルのために少し雑草を残してあります。

2018年6月25日月曜日

梅雨時の訪問者(1)


 梅雨真っ只中、我が家の小さな庭にかわいい訪問者がありました。小さなかたつむりです。四匹も来てくれました。虫かごに入れて観察させてもらうことにしました。ポアロが、かたつむりの好物を調べました。レタス、人参が好きだそうです。コンクリート片や卵の殻は、自分の体を作るのに必要なカルシウムとのことです。早速レタス、人参を入れました。人参はまるまる一本入れました。




虫かごの中で、人参はまるでタワーのようです。コンクリート片や卵の殻も入れました。見ていると、レタスを食べ始めました。人参タワーに登り始めました。小さな体のかたつむりですが、その動きは活発です。しかしよく見ると、活発に動くかたつむりと動きの鈍いかたつむりがいます。かたつむりにも性格があるようです。あるいは若者と老年の違いかもしれません。虫かごに入れる前に、ビンに入れたのですが、ビンの口まで登り何周もしたかたつむりもいました。
童謡「かたつむり」の歌詞が浮かんできます。
 でんでんむしむし かたつむり
 おまえのあたまは どこにある
 つのだせやりだせ あたまだせ

 でんでんむしむし かたつむり
 おまえのめだまは どこにある
 つのだせやりだせ めだまだせ


かたつむりのあたまも、つのもめだまも、とてもよくわかります。




ビンの底で、じっとして動かないかたつむりもいました。じっとしたままのかたつむりは、死んでいるのかと思ったくらいです。虫かごの中で、四匹のかたつむりは活発に動いています。レタスや人参も食欲旺盛で食べています。二日ほど観察させてもらって、また元の自然の中へ戻ってもらおうと思います。

2018年6月22日金曜日

京都府立植物園


 先日京都市左京区にある京都府立植物園へ出かけました。梅雨の晴れ間で爽やかな風の中を、自転車で出かけました。日本で最初の公立植物園として、1924年に開園したそうです。面積24ヘクタールの広大な敷地に約12,000種類、約12万本の植物が植えられているとのことです。私たちは4時頃に着いたので、閉園時間の5時まで1時間で回りました。
閉園前で入り口は空いていました
入り口の近くに植えられているいろんな花が見頃となっていて、良い香りが漂っています。ユリ、ダリヤ、キキョウ、などたくさん咲いています。時計によく似たトケイソウの花は、初めて見た花です。

トケイソウ


ヒマラヤスギやもみの木などの背の高い木立の中を歩きました。私の好きな森林浴です。小鳥たちの姿もあります。途中には水琴窟があり、かすかですがその音色も楽しみました。歩を進めると、池には蓮の花が咲いていました。カモやアオサギもいます。





案内地図を見ながら、散策を続けます。アジサイ園、ハナショウブ園、バラ園など、それぞれのブロックにわかれています。バラ園では、数人の庭師さんが地面にへばりついて作業をされていました。花の手入れの大変さを感じます。来園者に素敵な花を見てもらうために、皆さん頑張っておられます。バラにはそれぞれ名前がついていました。素人目には違いはよくわかりませんが、色、花の大きさ、花弁などに違いはあるようです。



アジサイ園では、たくさんの種類があることに驚きました。セイヨウアジサイ、ヤマアジサイ、ガクアジサイは知っていますが、初めて聞く名前もありました。色は多彩です。花の大きさも、小さいものから大きいものまでいろいろあります。








ハナショウブ園では、やっと見ることができたという感じです。見たいと思ってあちこち回りましたが、姿が見当たらず見頃の時期は終わったのかと思っていたからです。ハナショウブにもいろんな色があります。一時に見ることができるのは、圧巻です。植物園ならではのことです。




観光客あるいは日本に住んでおられるのかはわかりませんが、外国の方も来られています。広々空間に興奮して走り回る子供連れの方もいて、子供の嬉しそうな声が聞こえていました。広すぎて全部を回れなかったように思いますが、閉園時間が迫る中を名残り惜しく植物園をあとにしました。七十歳以上は入園料が無料とのことなので、これからは足繁く四季の移り変わりを見に行こうと思っています。