2014年12月31日水曜日

ゆく年

 今年最後の日、京の台所と言われている錦市場をのぞいてきました。京極通りの錦天満宮から西へ延びた商店街が錦市場です。最近は外国の観光客もたくさん来られて賑わっています。でも今日は京の人々が迎春の買い物に詰めかけているようです。平成26年も相変わらずバタバタと過ぎていきました、来年もどうぞよろしくお願いいたします。





2014年12月24日水曜日

クリスマスイブ

 今夜はクリスマスイブです。世界中で祝杯をあげている人が多いと思います。我が家では毎年、クリスマスケ-キ、チキン料理、ヘルシ-サラダ、ス-プを作り、プレゼントを用意し、クリスマスソングを歌って家族で過ごしました。

 以前社宅に住んでいた時のことです。夜、美しい歌声が聞こえてきました。急いで窓から見ると、ロ-ソクを手にした聖歌隊が、社宅のあるお家の前で賛美歌を歌っておられます。美しい歌声でした。そのお家の奥さんがクリスチャンでした。日本のお祭り騒ぎのようなクリスマスとは別世界です。私達もクリスチャンではありません。日本がいろんなものを器用に柔軟に受け入れる民族であり、商業背景のこともあり、クリスマスというものが宗教と関係なく、一つの行事として国民に受け入れられています。清楚な姿の美しい歌声を聞いて、ハッと気付かされました。クリスマスというのは、本来こういうものなのだと教えられました。それ以来、商業的なものにあおられおどらされないように気を付けて、クリスマスを静かに厳粛に受けとめて過ごすようになりました。

近くの京都ハリスト正教は静かな雰囲気です


河原町カトリック教会の昼と夜



日本キリスト教団御幸町教会では


夜は中でミサが行われているようです





2014年12月19日金曜日

連想ゲ-ム


 昨日京都では初雪が降りました。しんしんと冷え一日中雪がチラチラ舞っていました。

 何でもない時にふと頭に浮かんだのですが、以前テレビで放送していた連想ゲ-ムという番組を思い出しました。どのくらいの量のものが、連想として飛び出てくるのかと考えました。

題は「冬」です。

 師走、歳暮、冬休み、クリスマス、大掃除、年賀状、初雪、里帰り、帰省、渋滞、再会、餅つき、おせち、お正月、初詣、お年玉、カルタ、百人一首、着物、書き初め、カニ、鍋、母との別れ、愛犬との別れ、義兄との別れ、叔父との別れ。この一つ一つに懐かしい思い出が詰まっています。年輪を重ねる毎に、楽しい思い出ばかりではなくなっていきます。

 初雪が降ると、母が作った雪うさぎが思い出されます。私は十歳、母は四十歳でした。学校から帰ると、丸いおぼんにかわいい雪うさぎがのっています。目は南天の赤い実です。雪うさぎの均整のとれた美しい姿は、子供心に母の手は何て器用なのだろうと、驚きと感動をもたらせました。そしてその感動は、半世紀を過ぎた今でも初雪を見るとよみがえってくるのです。

 東京に住んでいた頃、子供達が冬休みに入ると、私はワクワクソワソワしてきます。子供達の習い事の今年最後をすませると、帰省の準備に入ります。父は大の甘党です。吉祥寺に有名な最中屋さんがあり、行列をしないと買えないほどの人気なので、朝早くから買いに行きました。叔母夫婦や兄・姉達も実家の近くに住んでいたので何箱も買いました。そして夫はできる限りの有休を年末年始にとり、車での大移動となります。渋滞に巻き込まれても、家族全員ルンルン気分なので平気です。実家でのおせち料理作りは、大人数なので大変です。母の指揮官のもと、二人の姉、兄嫁と私の五人で、二十人分ほどのおせちを作りました。新年を迎えると、子供達はお年玉をもらい大はしゃぎし、父が読み人となり百人一首が始まります。本当に楽しい日々でした。

 これからも回想と思考で脳を使い、もっともっとたくさん連想の宝庫をいっぱいにしたいと思っています。

2014年12月18日木曜日

徒然に想ううた(短歌三首)

京都は朝から雪化粧です





初雪の 向こうに浮かぶ 雪うさぎ
    
母が作りし 四十路の頃に




初雪が 懐かし想い 運び来る

    愛犬たちと 雪遊びの日




初雪に きりりとしまる 身と心


    厳しき冬に 突入準備

2014年12月17日水曜日

「シニアライフ」

シニアライフは最高
シニアライフは第二の青春

子供を育て
社会へ送り出し
長きにわたる仕事を終え
責任と義務から解き放され
自由に気ままに過ごせる日々

町を歩きまわり
時には自転車で走りまわり
時には故郷を訪ね
自由な気ままな暮らし

シニアライフはバラ色
上を見て欲張らないように
人を見て羨まないように
自分は自分
今ある自分に感謝しよう

しかし
体は正直
あちこち不調を訴える
これは当たり前のこと
体は生身
ロボットでも永久はない
機械でも永久はない
今日までよく頑張ってくれた
感謝しよう

シニアライフの宝物
それは人
出会った人を大切に
これから出会う人も大切に

シニアライフの宝物
それは自分の体
労わり 労い
上手につきあおう

シニアライフは最高
シニアライフは第二の青春

シニアライフ万歳!

2014年12月16日火曜日

京の冬の人気スポット

 師走の中、日本のあちこちで光の祭典が繰り広げられていますが、ここ京都で話題をよんでいる人気スポットがあります。五条通にある株式会社ロ-ムのイルミネ-ションです。事情により三年間お休みとなっていたイルミネ-ションが、この冬再開されました。新聞・テレビでは見たことがありますが、今回初めて現地へ行ってきました。

五条通りから南を見る




  五時に点灯されるのですが、30分ほど前には、すでに多くの人が集まっていました。点灯された時には、周囲はすでに暗くなっており、見事なイルミネ-ションに感動しました。高くそびえ立つメタセコイアはイルミネ-ションをまとい、メインストリートはその並木道で、本当に美しく皆を楽しませてくれます。会社周辺にはいろんな種類のイルミネ-ションが飾られ、児童公園では、大型スクリーンに、子供達の喜ぶ映像が音楽と共に映り出されています。サンタクロ-スも出てきます。







 この日は寒波襲来でずい分冷え込んだのですが、土曜の夜ということもあり、人の行列でした。ロ-ムは、京セラ・村田製作所・オムロンと並ぶ京都代表のIT企業ですが、市民の為に、市民が喜ぶ社会貢献をしてくれていると感じました。

2014年12月13日土曜日

「想い」

人を想う気持ちは以心伝心
まるで目に見えない何かでつながっている

誰でも同じなのだろうか
それとも私が変わっているのか

そう私は変人
私は突然変異
私は異星人

私はどこから来たのか
私が人を想うと
テレパシ-が流れて
突然その人から連絡が入る
不思議な現象が起こる

親が子を想い
子が親を想い
人が人を想う

想いは清らか
邪悪は無い

こんな想いが家庭にあふれ
町にあふれ
世界にあふれ
人と人を結ぶ

想いは笑顔と同じ
きっとあなたの想いも

あの人に届くはず

2014年12月12日金曜日

恒例行事(クリスマス-2)

昨日のブログのクリスマス・ツリ-の写真を整理したので見て下さい。



最初は今年の京都駅のツリーです



近づくと30mくらいあります


京都タワーとツリーのコラボ


高島屋の玄関です5mくらい


京都ホテルの壁面ツリー大小2ケ並んでいます



我が家のミニサイズツリー



2014年12月11日木曜日

恒例行事(クリスマス)

 師走に入り町のあちこちにクリスマス・ツリ-が美しく飾られています。夕暮れになるとイルミネ-ションが一段と美しくなり、道行く人の目を楽しませています。皆が足を止め、その美しさに見入っています。京都駅に飾られたクリスマス・ツリ-は、とても高いものです。そしてそれよりももっと高いイルミネ-ションが、京都ホテルオ-クラの建物に飾られています。高さは約40メ-トルもあります。
 我が家のクリスマス・ツリ-の歴史も、いろんな変遷を経ました。一番初めは、本物の樅の木を買いました。1メ-トルほどの高さで植木鉢に入ったのを買い求め、私達が親になって初めてのクリスマス・ツリ-を飾り、生後三ヶ月の娘に見せて、親の方が感動したものです。そのあと数年は本物の樅の木を使いましたが、上手に世話ができず枯らしてしまいました。二人目の子供が生まれてからは、お店で大き目のクリスマス・ツリ-を買い、上の子と私達の三人で飾り付けをしました。部屋の照明を消して、クリスマス・ツリ-の明かりを点滅させると、二人の子供はキャッキャ声を上げて喜びました。懐かしい思い出です。
 少し広い間取りの住まいに変わってからは、ピアノの生徒達と一緒に、クリスマス会とホ-ムコンサ-トを兼ねて、年に一度の催しをしました。幼稚園児、小学生、中学生の生徒達は、その催しを大変喜んで、私からのささやかなクリスマスプレゼントを毎年楽しみにしてくれていました。

 長い年月愛用されたクリスマス・ツリ-ですが、最近はミニクリスマス・ツリ-を飾るようになりました。私のピアノ教室が開店休業となり、大きなクリスマス・ツリ-を飾るのも片付けるのも大変になってしまったからです。今は小さな小さなクリスマス・ツリ-を飾り、静かなクリスマスのひとときを過ごすようになりました。

2014年12月10日水曜日

私の好きな言葉「一病息災」


 私の好きな言葉の中に「一病息災」があります。「無病息災」は、神社や寺などへお参りした時に多くの人が祈願することですが、これを最大の望みとして、一つ手前の「一病息災」で満足する方がよいように思います。完璧を望まないこと、完全を望まないこと「一病息災」に感謝する心を持つ方が、人間を成長させるような気がします。人の心の痛みがわかる人間になるためには、自分の欠点、短所を理解している方がよいと思います。「一病息災」であれば、なおいっそう人への思いやりやいたわりが持てるのではないでしょうか。

 若い時から今迄、私はがむしゃらに突っ走ってきました。健康にも恵まれ、大病もせず、それが当たり前のように突っ走ってきました。しかし体は正直に年齢を表わします。そして愚かにもその時まで何も気付かずに突っ走ってきました。人間が年を重ねて行くことは大変なことだと思います。「一病息災」どころか「五病息災」になることもあるかもしれませんが、こんなものだと受け入れて感謝して過ごしたいと思います。

2014年12月8日月曜日

ふるさとの町

 私のふるさとは戦国時代に始まる城下町で人口168万人の地方都市です。久しぶりにふるさとの町を歩く機会がありました。いつもは車でサーッと通り過ぎるふるさとの町ですが、歩きながらキョロキョロしてみると、いろんなことに気づきます。時代の変化は人の行動パターンを変え、町のあり方を変えていきました。私が結婚でふるさとを離れた頃は、町の中心地は人が集まる活気あふれる場所でした。人の流れはバスから駅へ、駅から町へ、町から駅へと循環していました。駅前商店街にはいろんな種類のお店が並び、映画館も食堂もありました。山間部に住んでいる人達は、バスに乗って町へ出てきます。家族で映画を観て、食堂で食事をし、商店街をぞめきます。大人も子供も欲しい物を探し、買い物をします。子供達の元気な声が飛びかう、町の中心地でした。
 日本が高度経済成長をしていく中で、車社会となり、郊外に大型ショッピングセンターができ、駅へ集まる人も少なくなり、駅前商店街は町の中心地ではなくなっていきました。栄華を極めた老舗の商店さえも客足は遠のき、商店主も高齢となり、子供達はふるさとを離れ、後継ぐ者はいなく、店にシャッターがおり、今ではシャッター商店街になりつつあります。子供の頃に家族でよく食事をしたお店や、よく買いに来た老舗の和菓子屋さんは、更地になっています。昔が思い出され懐かしさがこみあげてきます。商店街とはいえ、昔の面影はありません。歩く人もまばらです。車だけが通り過ぎていきます。町の名前も職人町、魚町、殿町など、何を売っているお店が集まっている通りかがすぐわかるものでした。町に初めてできたスーパーのはしりのような店へ、久しぶりに寄ってみようと思い行ったのですが、閉店の貼り紙があります。今年の九月に閉店したとのことです。半世紀以上は営業を続けてきたと思いますが淋しいかぎりです。残念です。

 私のふるさとの町だけでなく、日本のあちこちでこういった状況が起きていることでしょう。時代の移り変わりは、社会の変化、人間の生活環境すべてを変えていきます。「昔はああだった、昔はこうだった」と、懐古する年齢になった自分に気づいたひとときでした。

2014年12月5日金曜日

「誕生に贈ることば」(12)

小さな手 小さなあんよ
産湯を浴びた君と握手した時
初めて君を抱っこした時
大きな喜びで胸がいっぱいになった
私だけのものと思った
いえいえ

君は宇宙からの素敵なプレゼント

2014年12月4日木曜日

「誕生に贈ることば」(11)

ベッド タンス ふとん 枕
メリ-ゴ-ランド
準備万端
グランマはおむつを百枚縫いました
早く来い来い 王子さま
それともあなたは王女さま
まだかな まだかな

ママのおなかはパンク寸前

2014年12月3日水曜日

「誕生に贈ることば」(10)

君の命が芽生えたのは寒い冬
春が来てママのおなかは少し大きくなり
夏にはとても大きくなった
暑い日ママはフ-フ-言って頑張った
そして秋の足音が

君に会えるのはもうすぐ