2020年3月31日火曜日

年度末


 例年なら今頃は新年度を迎える喜びにあふれている時期です。新社会人になる若者たち、大学へ、高校へ、中学へ、小学校へ、そして幼稚園へと進むみんなの気持ちは未来への期待と夢が広がる人生の節目のはずです。そして2020年は、東京オリンピック、パラリンピックの開催ということで、国民みんなが浮き足立っていました。そこへ新型コロナウイルスです。世界中で猛威をふるっています。新年度への喜びも期待も夢も、へし折られた感があります。人生の節目とコロナウイルスが重なったことは、本当に運が悪かったと思うしかありません。それでも負けてはおれません。人間は乗り越える力を持っているはずです。
 コメディアンの志村けんさんの訃報を知った時には、本当に驚きました。新型コロナに感染し闘病中と聞いていましたが、あまりにも早い訃報でした。新型コロナウイルスの恐怖を見せつけられたようです。「8時だよ!全員集合」や「バカ殿」などでは、家族全員で大笑いさせてもらいました。思い出の一つになっています。最近では「志村動物園」を楽しみにしていました。志村けんさんが、旅立たれたことはとても残念です。ご冥福をお祈りします。
 京都産業大学で、クラスターが発生しました。コロナウイルスの感染者数がどんどん増えています。世界中を襲っているコロナウイルスの脅威を甘く見ていたのでしょうか。若者は大丈夫、かかっても軽症とたかをくくっていたのでしょうか。先日の日本医師会会長の記者会見では、若者たちへ警鐘をならしておられました。自分の命も他人の命も大切です。そういう考えを持った人間として、分別ある行動をとってもらいたいと思います。
 三重県知事は、昨日県民は8都道府県(東京、大阪、愛知、北海道、埼玉、千葉、神奈川、兵庫)への不要不急の移動について自粛要請しました。その逆に対しても、外出自粛を求めました。大変なことになってきました。外出禁止となっている国も増えてきています。各自が責任ある行動をとりたいと思います。

2020年3月26日木曜日

歌はともだち


 「歌はともだち」という歌がありますが、私にとって本当に歌はともだちです。
     歌はともだちだ
     歌はよろこびだ
     歌はあふれでる
     ラララわきあがる

 朝起きだす時は「ラジオ体操の歌」から始まります。
     新しい朝が来た
     希望の朝だ
     喜びに胸を開け
     大空あおげ

 探し物をする時は「夢の中へ」を歌います。
     探しものは何ですか
     見つけにくいものですか
     カバンの中もつくえの中も
     探したけれど見つからないのに

何かのミスを家族に指摘された時には
     何でだろう
     何でだろう
     何でだろう
             を連発します。素晴らしい言葉です。

うるさい家族の文句には
     気にしない
     気にしない
     気にしない
             これまた素晴らしい言葉です。

それぞれの言葉には節をつけます。ミュージカルやオペレッタのようにです。

夜寝る時には、布団の中で子守歌のオンパレードです。目を閉じて歌える歌を増やしています。数曲歌っていると、いつのまにか眠ってしまいます。歌大好きなおばあさんで、一日が始まり一日が終わります。歌を歌うことはとても楽しいものです。


2020年3月25日水曜日

おじいさんの桜


 私たち家族が「おじいさんの桜」と呼んでいる桜が開花しました。東京では満開が過ぎましたが、三重ではやっと開花となりました。我が家と隣接している境界で咲いています。借景で桜が見えます。
  




三重の家を建てる少し前に、父が植えたソメイヨシノです。早いもので25年ほど経っています。毎年桜が咲き出すのを楽しみにしています。父を偲びながら、桜の花を愛でています。一人の人間が旅立った後には、いろんなものが遺されます。目に見えるもの、目に見えないものなど、本当にいろいろです。父が植えたソメイヨシノを見ながら、永きにわたり愛する者たちに喜んでもらえる木もいいものだと思っています。

2020年3月24日火曜日

大騒動(8)新型コロナウイルス


 ウイルスと人類の戦争が続いています。欧米ではどんどん感染者が増え続けています。東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まりそうな状況になってきています。先の見通しが立たないまま、新型コロナウイルスに振り回されています。
イタリアでは医師や看護師が感染して亡くなるなど、医療崩壊が起きてきました。ニュースで知ったのですが、人工呼吸器が不足している現場では、70歳以上の高齢者より若い人を優先するそうです。70歳以上の高齢者の人工呼吸器を取り外し、若い人に回すそうです。このことを知って、ある昔の話が頭に浮かびました。「姥捨て山」です。ある年齢に達した老人を山奥に捨てるという昔話です。食い扶持を減らす目的の対策です。イタリアの医療現場では、人口呼吸器の不足でやむを得ず高齢者より若い人を優先しているのです。高齢者になった今、若い人のために道を譲るというのも美学です。社会貢献の一つです。高齢者は、その覚悟を持って日々暮らしていかねばならないように思います。この先にどんな事が起きるのか、どんな時代が待っているのか、誰にもわかりません。科学技術の発展による恩恵を受けて、資本社会の富を享受し、幸せを手にしました。人生百年時代という言葉に振り回され、幸せが永遠に続くかの錯覚に陥っていました。永遠の命はありません。エンドレスの人生はありません。すべての人に平等に訪れる最期の日です。人生にピリオドを打つのです。そろそろ旅立つ準備をしなければならなくなってきました。忙しくなりそうです。終活は無限大です。何から手をつけようかと考えるだけで、気が遠くなってきました。自分の人生の後片付けです。後始末です。ボーっとしておれません。老体にムチ打って頑張ります。

2020年3月23日月曜日

街中でお花見


 東京ではソメイヨシノが満開となりました。新型コロナウイルス騒動で、東京のお花見は禁止、自粛となっています。例年とはずいぶん違う静かなお花見です。
 先日の3連休は、久しぶりに京都に人の賑やかさがありました。外国人の観光客の姿はありません。日本人だけの賑やかさです。何年か前はこんな感じだったと思い出しました。春分の日は、良いお天気となり私たちも散歩に出かけました。私の大好きな御池通りはケヤキ並木が続いています。東から西方向に向かって歩く私の目に、桜らしきピンク色の花が満開となっているような木が飛び込んできました。御池通りにある小さな御池桜は知っています。御池桜のほかに桜の木があったかしらと思いながら急ぎました。


一年中咲いている御池桜(柳馬場角)
  烏丸通りに近い辺りに桜の木が二本ありました。高さは低い桜です。今まさに満開といえる桜の姿です。道行く人も、足を止めて見入っています。スマホで写真を撮っている人もいます。近づいてみると陽光桜と書かれた札がついています。愛媛県産となっています。ソメイヨシノに比べると、ずいぶん濃いピンク色です。遠くからでもよく見える目立つ濃いピンク色で、一瞬造花かと思ったほどです。たまたま散歩に出かけた私たちですが、街中でお花見ができるとは、嬉しい驚きでした。





2020年3月19日木曜日

大騒動(7)新型コロナウイルス


 ソメイヨシノの開花宣言もあり、例年なら春本番を迎えるはずなのですが、今年は違います。新型コロナウイルスが、世界中で猛威をふるっています。イタリアから火がついたように、今欧州全土が大変な状況になっています。
 娘が住んでいるフランスでは、2日前から外出禁止令が施行されました。


 ついに国民は籠城の身となったのです。特別の事情で、やむなく外出する場合は、証明書を提示しなければなりません。娘が住んでいるのは南仏です。マルセイユ日本国総領事館の管轄です。在仏日本人は、領事館が出す情報に敏感になっています。世界のどこに住んでいても、日本人です。異邦人です。日本に住んでいるのとは、全く違います。
 フランスのマクロン大統領は、「これはコロナウイルスとの戦争だ」と言っています。国としては、15日間の特別措置としています。娘の職場、オペラ座では組織として活動を止めざるを得なくなりました。給料は保証され、4月末まで休業となりました。音楽学校は、テレビ電話などでのレッスンをする、あるいは補講をするとの通達です。娘の住まいは、狭いマンションです。籠城するにも息が詰まりそうです。幸いなことに、広い敷地内にあるので、敷地内を歩くことはできます。食料品や雑貨などは、前もって買っていたので、籠城できそうとのことです。感染しないでこの危機を乗り越えられるよう、祈るしかありません。もちろん日本でも同じ状況です。シニアの私たちは、十分注意しなければなりません。

2020年3月18日水曜日

春の黄色い花


 春になると黄色い花から咲きだすということを人から聞いて、周りを観察していました。本当にそうでした。我が家の小さな庭にも、隣家の庭にも、一番に顔を出したのは黄色い花でした。






その理由は知りません。黄色は幸せ色です。幸せの黄色いハンカチのように、幸せの代名詞にもなっています。黄色い花を求めて散策をしています。



世界の女性デーには、プレゼントの花として脚光を浴びるミモザは素晴らしい黄色い花でした。ご近所に大きなミモザの木があるので、毎年見せてもらっています。ポアロがたくさんの花の写真を撮ってくれているので、本当に助かっています。







私は花の名前にうといので、調べながらブログに書いています。散歩道には、レンギョウも咲いています。早春の頃にも、黄色い花が咲きました。黄色い花を、いくつ思い描けるか楽しみです。

2020年3月17日火曜日

ふるさとに咲く河津桜


 静岡県の河津桜は有名ですが、まだ一度も行っていません。ふるさと三重県にも河津桜の並木があるという情報を得て出かけました。県民にはよく知られているそうです。河津桜は、例年1月下旬頃に咲き始め、3月上旬まで約1ヶ月咲き続けるそうです。ふるさとの河津桜のことは、今まで知りませんでした。情報を得てから日が過ぎてしまい、もう散ってしまったかもと思いながらも、現地へ行ってみました。









満開が過ぎているようで新芽が出てきていますが花びらはまだしっかりとついていました。少し小さめの河津桜ですが、農業水路に沿って長い並木が続いています。小さな公園があり、そばには駐車場も整備されています。約300本の河津桜並木は、見事です。桜まつりも開かれて、たくさんの観光客で賑わったそうです。すぐそばは伊勢湾が広がる伊勢の海です。町おこし、村おこしの一環として、河津桜並木が植えられたのかどうか定かではありませんが、大成功だと思います。この日は平日で、最高の美しさは過ぎていましたがちらほらの観光客の姿はありました。来年は満開の河津桜を見に行こうと思っています。

2020年3月16日月曜日

春なのに


 春というのに、今年はうきうきしておれません。新型コロナウイルスが、世界中で猛威をふるっています。娘が住んでいるフランスでは、生活に必要不可欠でないものを扱う店や施設は全て閉鎖となりました。営業を続けるのは、公共交通機関、食材店、薬局、銀行、ガソリンスタンドなどのみです。娘たちがどのくらい籠城できるのか心配です。日本ではコロナウイルスから始まったデマや噂で、国民は右往左往している状態です。スーパーではトイレットペーパーやティッシュペーパーがいまだ売り切れとの張り紙です。マスクもまだ店頭に出ていません。
 新しい門出のはずの新社会人や、節目となる進学する人達も、コロナウイルス騒動に巻き込まれています。入社式も入学式も中止の発表が続いています。気の毒な人達も出ています。入社内定取り消しとなった人もいます。企業がコロナウイルスの影響を受けて、死活問題となっているからです。あらゆる面に、コロナウイルスが被害を及ぼしているのです。
 我が家の小さな庭の隅っこに、今年も土筆が顔を出しました。気がつくのが少し遅れて、すでに10センチも伸びていました。3本の土筆を見つけた時は、とても嬉しく今年もいつもの春が訪れたと感動しました。






 コロナウイルスがいつ収束するのか見通し立たないまま、桜の開花発表がありました。たくさんの人が集まるお花見は、禁止、自粛とのことです。今年は静かなお花見となります。

2020年3月13日金曜日

健気に咲くラベンダー


 今我が家の小さな庭の隅っこで、一本のラベンダーが花を咲かせています。たったの一本ですが、小さな花をたくさん咲かせています。紫色の小さな花です。






 ラベンダーで思い出すのは、家族4人で行った北海道です。ずい分前のことですが、富良野のラベンダー畑がパッチワークのようで、素晴らしい景色でした。夏休みのことで、たくさんの観光客で賑わっていました。初めて見るラベンダー畑に感動しました。ゆるやかな丘が続き、どこまでも広がっているような北の大地でした。私にとって、ラベンダーと北海道は結びついた思い出です。
 3年ほど前にフランスへ行った時は、古く大きな修道院の前にラベンダー畑が広がっていました。フランス在住の娘が、フランス人と結婚することになり、私たちと娘の3人で水入らずの最後の旅に出たのでした。異国のラベンダーですが、北海道で見たラベンダーと違いはありませんでした。紫色の小さな花を咲かせ、ほのかな優しい香りを漂わせています。修道院の売店には、ラベンダーを材料にしたいろんなものが並んでいました。石鹸や香水、ポプリ、そしてアロマテラピーになるというものを買いました。旅の思い出です。
 一本のラベンダーは寂しそうです。群生するラベンダーが、一人ぼっちです。なおいっそう健気さを感じてしまいます。

2020年3月12日木曜日

あの日から9年


 東日本大震災から9年が経ちました。今年はコロナウイルス騒動で、追悼式典もやむなく中止となりました。3月11日午後2時46分黙祷が捧げられました。私たちも、タイマーで時間を合わせて黙祷をしました。各テレビ局は、特別番組を放送しました。夜のニュースで知ったのですが、ちょうどその時間に東北地方では虹が出たそうです。テレビで見た映像では、とても美しくはっきりした弧の虹でした。たくさんの人の祈りが天国に届き、亡き人たちがこたえているように感じました。胸が熱くなりました。



特別番組では、あの日の映像が流れました。未曾有の東日本大震災です。去年と一昨年、東北へ行った時のことを思い出します。広大な荒野と化した各被災地の姿がよみがえります。次の写真は一昨年三陸地方を訪問した時の写真です。






復興はまだまだ道半ばです。しかし着実に前に向かって一歩一歩進んでいます。復興ハイウエイもできました。新しい街づくりにいろんな構想が練られているようです。一瞬にして大切な家族を失った人たち、いまだ還らぬ家族を待つ人たち、心の内を想うと胸が痛みます。被災地を想う気持ちを持ち続けたいと想います。

2020年3月11日水曜日

住民の力


 先日朝早くから我が家の近辺で大きな機械の音が聞こえてきました。まだ8時前のことです。驚いてよく見ると、東側を流れている小さな川の周辺に生えている草木を機械で刈っています。





   小さな川とその周辺は、市の土地です。草木といえ、成長するとしっかりした木になります。最近の自然災害でよく目にする、河川の決壊を防止するための策のようです。我が家からは3メートルほどの崖になっているので、素人には危険で今まで手が出せませんでした。
三重の家を建てて早21年が経っています。市がこれほどに動いてくれたのは、初めてのことです。梯子を使い、機械で切っています。4人ほどの人が働いています。川の側面も草を刈りきれいになっていきます。小さな川に、刈られた草木がたくさん集まりました。刈った草木を集めるのは、若者の仕事のようです。
 8時前から始まった草木刈りは、3時頃には終わりました。今度は市のトラックが3台も来て、刈った草木を全部運んでいきます。すっきりときれいになりました。



 二つの町を流れているこの小さな川の周辺を、市が手入れしてくれたことはありがたいことです。崖のような眺めを、怖いと思いながらも手が出せなかったので、本当に助かりました。二つの町の陳情に、市が動いてくれたとのことです。住民が力を合わせることの大切さを痛感しました。

2020年3月10日火曜日

遊び心


 新型コロナウイルスの大騒動が世界中に広がっています。私たちシニアは、人が多く集まるところへは出かけず家で静かに過ごしています。超大型台風が過ぎ去るのを待っているような気分です。日常の活動が制限されるという経験は初めてのことです。日々の暮らしの中で、自分がしたいことをして、それが当たり前と思い少しの疑問も抱きませんでした。現在は、必要最小限の買い物に行くだけです。今までどんなに自由にしたいことをしてきたのだと痛感します。外食も楽しみの一つでした。回転寿司も大好きでした。映画館へも足を運びました。美術館や博物館へも出かけました。コンサートへも行きました。世の中には、カラオケやスポーツジム、ライブハウスなど人それぞれの楽しみがたくさんあります。会議なども中止です。ポアロは一年に一度集まる大学時代の自動車部の旅行が延期となりました。温泉へ一泊二日で行く予定でした。家で静かに過ごすというのも、退屈です。いろいろ思い巡らします。そしてひょんなことを思いつきました。
ポアロは、今まで一度も髭を伸ばしたことがありません。髭を伸ばしたら、どんな風に変貌するのか見てみたくなりました。髭のあり方で、貫禄が出たり、ひょうきんに見えたりと面白そうです。今回のコロナ騒動で、外出する機会もありません。少しの遊び心が目を覚ましました。絶好のチャンスです。私たち家族が大ファンの名探偵ポワロも髭をはやしています。今まで何気なく見ていたテレビに出演する人たちですが、髭に関心を持って見てみると、いろんな違いがわかります。口髭、あご髭、ほおなど、まちまちです。手入れも大変そうです。毎晩入浴の時に髭を剃っていたのを止めました。一日々無精髭の様相です。顔がやつれて見えます。一週間もするとだいぶ伸びました。光の当たり具合で、髭が白く見えます。二週間ほど経つと、伸びた髭がこそばゆいと言い出しました。慣れない髭を伸ばすことも限界です。記念写真を撮って無精髭にさよならとなりました。女性の場合は、ヘアスタイルを変えることでイメージチェンジとなりますが、男性の髭について興味を持ってしまいました。長く伸ばされている人を見ると、さぞかし手入れが大変だろうと思ってしまいます。男性の髭についての、遊び心でした。面白かったです。

2020年3月9日月曜日

鴨川散歩


 久しぶりに鴨川散歩に出かけました。春を感じる陽光を受けて、二条橋から丸太町橋を通り越し、荒神橋まで歩きました。北向きなので、少し冷たい風を受けて歩きます。水面は、春の光がキラキラ輝いています。いろんな種類のカモが、集まっています。
 
マガモ、ヒドリガモ、カルガモなど

ポアロはせっせと写真を撮ります。フェイスブックに、載せるためです。ほとんど毎日公開しています。フェイスブックでのお付き合いが広がります。コメントが飛び交い、シニア男性たちの社交場のようです。公開したと思ったら、すぐにコメントが入ります。皆さんいつも傍らにスマホがあるようです。その光景を思い浮かべると、おかしくて吹き出してしまいます。仕事を終えたシニア男性たちの楽しみになっているのです。
 カモたちの様子を見るのも、面白いものです。カップルで、グループで、仲良く、楽しく鴨川で暮らしています。じっと見ていると、シンクロのように真逆の姿勢でもぐります。お尻を上へほりあげて数秒その姿勢で、エサをとっているようです。ちょうど見ている時に、三羽のカモが同時にその姿勢をしたので面白い光景でした。

数種類の鴨が集まっています

 
緑がきれいなマガモ

オカヨシガモのシンクロ
 大きな鳥、トンビがたくさん集まっているのに気づきました。親子でパンくずを投げているのです。トンビのキャッチは素早いものです。水面に落ちるまで待っていません。空中キャッチです。体が大きくて、人間を襲ってきそうで怖いほどです。トンビに比べて、ハトやカモはおとなしく、かわいいものです。




 鴨川堤には、親子連れの姿がたくさんあります。一斉休校になって一週間です。思いがけない一斉休校で、親子は楽しんでいます。鴨川堤は、親子で楽しく過ごす絶好の場所です。小学校高学年の男の子たちが、走り回っています。Tシャツ一枚です。元気な子どもたちの姿を見て、少し安心しました。コロナ騒動が早く収束しますように。

名物の飛び石

ペタングの愛好者

プロの撮影風景




2020年3月6日金曜日

大騒動(6)新型コロナウイルス


 朝起きてから寝るまで、テレビをつけっぱなしでニュースから目がはなせません。恐ろしいほどの勢いで、感染者が全国に広がっています。新型コロナウイルスに一番の弱者は、シニアです。歳を重ね、ここまできました。シニアのほとんどの人が、体にいろんな不調を抱えています。今身を守る手立ては、家に引き込もり静かにしていることです。私は英会話教室へも行っていません。狭い部屋で、数人が肩を寄せての濃厚接触だからです。歯科の定期的クリーニングへも行っていません。口を開けての時間がとても怖く思えるからです。外食へも出かけていません。買い物も最小最低限に控えています。いるものだけをパッパと買って、そそくさとスーパーを出ます。長年の習慣で、家の中には結構いろいろ食料品があります。少しの籠城には耐えられそうです。孫のいない私たちは、走り回って孫の世話をする忙しさもありません。
家に閉じこもるこの時期は、良いことを思いつかせてくれました。一部分をリフォームすることにしたのです。コンクリート打ちっぱなしの住宅を建てて、早21年が過ぎました。夏は暑く、冬は寒い住宅です。その一つの部屋に、ポアロの念願だった断熱材の内装をすることにしました。シニアにふさわしいベッドの寝室になります。その工事をするための前準備を、二人で頑張っています。家を建てるとか買うとか、マンションを買うとか、いろんな経験をしてきましたが、新しいものへの期待は大きいものです。住宅の形も、住む人の人生に合わせて変化します。若い頃には想像もしていなかったことです。この先も少しずつ変化することと思います。今現在の小さな楽しみを喜んでいます。
 ニュースでは、医療、福祉の現場でさえマスクが在庫不足と伝えています。この緊急事態を受けて、マスクの不足を解消するため、ふるさとにある大手家電メーカーは、政府の依頼のもとマスクの生産に乗り出しました。今月中には市場に出ることと思います。もう一つのニュースは、ふるさとにある製薬会社では、アルコール消毒液の生産を今までの10倍に増やし、生産に追われているとの報道です。消費者が、工場まで買いに殺到するというので、工場の住所を削除したそうです。新型コロナウイルスの大騒動で、知らなかったふるさとのことを教えてもらいました。

2020年3月5日木曜日

大騒動(5)新型コロナウイルス


 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスです。人類とウイルスの戦いです。医学、医療技術が素晴らしく発展した現代でさえ、新型コロナウイルスにはお手上げの現状です。
 学校の一斉休校がスタートし、子どもたちだけでなく社会全体が悲鳴を上げているようです。次から次へと新たな感染者が出ています。若い人達は感染しても症状は軽く、無症状の人もいるとかで活動に制限がかかっていません。「風邪のような症状であっても、外出はしないように」と、報道されています。仕事も在宅でできるものは在宅でとし、たくさんの人が外へ出ないような仕組みがとれれば、早く収束しそうです。
 いろんな業種の人たちも、今の状況が長引けば、死活問題だと言っています。国民が、自宅に閉じこもり活動をしなくなるということは、社会全体が沈没です。特に若い人たちの好む場所は、新型コロナウイルスの温床です。先日は大阪のライブハウスから多くの感染者が出ました。大阪から各地へ、感染経路は飛んでいます。カラオケボックスも危険です。スポーツジムからも、感染者が多く出ています。飲み会もパーティーも避けるべきです。シニアは静かにじっとしているのが賢明です。そうはいっても一斉休校となり、孫を預かっている方もおられると思います。しばらく辛抱、我慢して、この国難を乗り越えましょう。

2020年3月4日水曜日

我が家の鶯


 
 待ち望んでいた鶯の第一声を昨日聞きました。我が家の東側に実家の藪があります。大木となったクスノキの他にもいろんな木があります。また低木もあります。花を咲かせる泰山木や椿もあります。例年3月に入ると、鶯の練習が始まります。鳴き声を聞いていると、その拙さがよくわかります。そして日に日に上達していきます。
鶯の姿を見るのは珍しいことですが、どこで生まれたのか、育ったのはどこなのか?よくわからないのですが私たちは我が家の鶯と呼んでいます。練習を続ける我が家の鶯の健気な姿に励みをもらい、春の訪れを喜んでいます。

2020年3月3日火曜日

テレビの力(野村克也氏)


 先日野球界で活躍された野村克也氏が突然亡くなられて驚きました。そのあと追悼番組がいくつか放送されて、野村克也氏の人となりを知りました。お顔と名前は知っていましたが、プロ野球に興味関心好奇心が薄い私は、その他のことは知りませんでした。時々ご夫婦でテレビに出演された時には、夫婦漫談を見せてもらっているようでユニークなご夫婦だと感じました。どちらも歯に衣着せぬというお人柄が愉快で、好感を持っていました。内外の区別がなく、いつでも素の自分をさらけ出すお二人は、珍しいご夫婦のように思いました。
 追悼番組では、亡くなられる寸前までの半年に密着取材をしたものもありました。その映像には、三年前に急逝された妻への深い愛情が溢れ出ていて、見ている私も胸がつまりました。妻に先立たれ「寂しい、こんな寂しいことはない」と何度もつぶやかれ、素直な正直な気持ちを吐露されていました。
 父と同じ野球の道を進まれている息子さんとは、父親と息子の確執を感じました。どこの家庭にもよく見られる、父親と息子との関係です。テレビ番組の取材であれ、最後のステージでは、わだかまりも解けお互いを理解しあえる二人の映像でした。
 実のお兄さんとは長い年月断絶していましたが、テレビ番組のおかげで再会することができて、誤解も解くことができました。人の命の最期を予知することは不可能ですが、心不全で突然亡くなる18日前のことでした。
 野球界で長年活躍されてこられた野村克也氏です。師と仰ぐ野球人もたくさんいます。番組の最後に、どん底の人生から立ち直ることができたという人が登場しました。野村氏から贈られた言葉に励まされ、人生をやり直すことができたと話されていました。「自分にとって一番の恩人です」と、涙を流されていました。手元の色紙には「念ずれば花ひらく」と書かれていました。
 晩年本も出版されました。数多くの名言があるとのことです。テレビから一人の人の人生を教えてもらいました。

2020年3月2日月曜日

大騒動(4)新型コロナウイルス


 新型コロナウイルスの猛威が続いています。安倍首相から「国内の感染拡大を防止するため、3月2日から春休みまで全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を臨時休校とすることを要請します」との発表があり、日本中が大混乱となりました。卒業式や修了式を目前に控え、全国の地方自治体は、時間の無い中決断を迫られました。100パーセントは不可能ですが、概ねは安倍首相の要請を受け入れた方向です。「子どもたちの命守るため」が大義名分です。
 長い休みに入った子どもたち、とくに小学生は大変です。現代は共働き家庭が増えています。子どもたちだけでの留守番は心配です。低学年の子どもには無理があります。おじいさん、おばあさんの出番となりました。ニュースでは、長野から東京へ、おじいさんとおばあさんが孫たちを迎えにきている様子が報道されました。おじいさん、おばあさんの力を発揮する日が来ました。孫が小学生というおじいさん、おばあさんは、まだまだ若く元気です。頼もしい存在です。
 おじいさん、おばあさんの助けを期待できない共働き家庭や一人親家庭の人は、仕事を休んだり、学童保育やベビーシッターを依頼しなければなりません。今回の臨時休校は、子どもたちだけの問題ではありません。日本国民総出で、国難に立ち向かわねばなりません。
 いろんなデマや噂が飛び交っています。北海道から始まったトイレットペーパー品薄騒動は、全国に広がってきました。イタリアからのニュースでは、スーパーから食品や雑貨などすべてが売り切れとなり、住民の不安と戸惑いが報道されています。日本のニュースでも「買いだめはしないで下さい、心配はありません」と、言っています。思い出すのは、1973年(昭和48年)のオイルショックの時です。ペーパーや洗剤など白いものが、店頭から消えました。その噂を聞いて、スーパーへ走りました。かろうじていくつかは買うことができました。今回のデマや噂が飛び交っている中、ニュースで「買いだめしないで下さい」と言われても、商品が店頭から消えるということは、庶民にとって大きな不安材料です。一つでも二つでもいいから、買おうと思うのが人情です。私もその類です。近所のスーパーやドラッグストアの様子を見に行こうと思います。