2019年10月31日木曜日

冬支度


 いよいよ十月も今日で終わります。夏の炎暑も忘れ、一日々秋が深まっていきます。寒さを感じ、冬支度を始めました。出したままでいた扇風機を片付け、暖房機を出しました。灯油のファンヒーターや電気ストーブです。夏に大活躍してくれたエアコンは、スイッチを冷房から暖房へ切り替えるだけですが、掃除機で埃をとらねばなりません。衣類や寝具も入れ替えます。ホットカーペットも出しました。こたつはまだ出していません。大きくて重くて、出し入れするのが大変です。歳とともに億劫になっています。
 父は、夏を迎える前には夏の設え、冬を迎える前には冬支度をすべて一人でやっていました。襖や障子、衝立てなど、夏と冬では建具を入れ替えます。日本の家屋は、毎年大変な入れ替えをしてきたものだと感心します。現在の住宅では考えられないほどの面倒さです。マンションでは、比べものにならないほどの手軽さです。昔の人は偉かったと、つくづく思います。
 10月31日はハローウィンです。日本でも都市部を中心に、若者が盛り上がっています。秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったそうです。秋は味覚の秋、収穫の秋です。幼い時から、農家の大変な労働と、それによる素晴らしい収穫の喜びを目の当たりにしてきました。収穫に至るまでの、たくさんの人の汗の賜物に感謝したいと思います。

2019年10月30日水曜日

名残り花


 春に植えたアサガオが、ずいぶんと長い間花を咲かせていました。今年の夏は炎暑でしたが、暑さにめげず次から次へと花を咲かせました。色とりどりのアサガオが朝一番に開花し、早起きの私は毎朝とても楽しみにしていました。今日はいくつ咲くかなと、毎朝数えました。そんなアサガオも峠が過ぎて、咲く花の数は少なくなっていきました。
それでも十月に入っても、まだ花を咲かせます。アサガオは夏の花です。十月になっても花を咲かせるアサガオに、胸が痛みます。先日京都から三重へ移動した翌朝、小さな花が三つ咲きました。最後の名残り花です。たくさんの花を咲かせてくれました。毎朝楽しませてくれました。私は「ありがとう」と心の中でつぶやきました。


 ポアロはアサガオの後片付けに大忙しです。種がたくさんとれました。来年が楽しみです。





2019年10月29日火曜日

初めて食するもの


 先日大型ショッピングモールへ出かけた時のことです。京都丹波の物産展が開かれていました。京都丹波といえば黒豆が有名です。甘党の私は、黒豆大福があれば買いたいと思い見に行きました。残念ながらそれはありませんでした。野菜やお米、クッキーやパン類、ジュースやお酒、手作り品などいろいろ売られていました。
たくさんの品の中に、いままで見たことのないものを見つけました。ジャンボ落花生と書かれています。従来見てきた落花生の三倍ほどの大きさです。落花生が大好きで毎日食べているポアロを呼びました。生産者の方が、いろいろ教えてくれます。試食もしました。落花生の食べ方は、炒って食べる方法しか知りませんでした。ジャンボ落花生は、塩茹でするのです。おいしい食べ方を書いた紙までもらいました。一袋に300グラム入っています。水2リットルを沸騰させ、塩100グラムを入れて、中火で30分茹でます。火を止め、15分蒸らします。私たちは、二回に分けて食べることにしました。塩の量や茹で加減は、お好みで調節して下さいとのことなので、塩は少し控えました。それでもしっかりと塩味がつきました。千葉産の落花生は高級品です。毎日気軽に食べられません。丹波のジャンボ落花生も、普段食べているものに比べれば高いものです。一緒にいた娘が「お父さんにプレゼント」と言って買ってくれました。初めて食するジャンボ落花生は、見た目もジャンボ、味は食べ応えのあるものでした。 



 子どもの頃には、家で落花生も作っていました。収穫も手伝いました。落花生を根からもぎ取り天日干しします。そして子どもたちのおやつに、母が炒ってくれました。香ばしい香りと懐かしい味が、母の笑顔とともに思い出されます。

2019年10月28日月曜日

京都時代祭2019


 26日の土曜日に時代祭が行われました。本来は22日ですが、今年は天皇即位礼正殿の儀と重なり、26日に変更されたのでした。前日の夕方まで雨が降り心配していましたが、当日は良いお天気になりました。私たちは、京都にいる時はできる限り見に出かけます。いつものことながら観る場所は、河原町御池の交差点です。
京都市役所前の御池通りには、たくさんの観覧席が設けられます。前日の夕方には、観覧席はまだ設けられていませんでしたが、夜のうちにプロの早業で設けられたようです。観覧席は、烏丸通りまで続いています。12時に京都御所を出発し、先頭は2時半ごろには平安神宮へ到着します。短い道のりです。
 時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年を祝う行事として、1895年(明治28年)に始まったそうです。先頭は名誉奉行です。京都府知事と京都市長が扮装して、馬車に乗ってパレードです。




 明治維新時代の先頭は、維新勤皇隊列です。ピーヒャーラドンドンドンという太鼓・笛で有名な鼓笛隊です。



幕末志士列が続きます。明治維新で活躍した人達です。桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作、吉田松陰など、皆がよく知っている人物です。体格や風貌が似ている人もいて、面白いです。


 つづいては江戸時代の参勤交代の様子です。








今年の人出は約6万1千人だそうです。さらに時代がさかのぼって平安時代までさかのぼりますが私たちは立ち続けて観ているので、最後まで観るのには無理があります。一時間ほど観て退散しました。






2019年10月25日金曜日

久しぶりの挑戦


 今、地方文学賞への応募に向けて頑張っています。久しぶりの挑戦です。四十代、五十代の時には、公募ガイドという月刊誌を買って、いろいろ書いては送りました。仕事と子育て、二匹の愛犬の世話に追われた暮らしの中で、書くということは気分転換になっていました。ちょうどその頃は夫が単身赴任で留守だった時で、書くことに没頭できたのだと思います。輝かしい賞はもらっていませんが、少しのお小遣いをもらった時は、とても嬉しく飛び上がって喜びました。
私の書くものにジャンルはありません。思い付きで何でも書きます。今、挑戦しているのは小説です。私小説です。原稿用紙25枚から35枚までという規定です。以前書いたものでの最長は、原稿用紙50枚でした。それに比べれば、半分ほどの量です。一気に書いて20枚にはなりましたが、まだ少し足りません。あちこちに肉付けをしなければなりません。
いつも思うことですが、どんな公募にも非常にたくさんの人が応募しています。書くことの好きな人が、たくさんおられるのです。賞が取れるなど頭に毛頭ありませんが、読んでもらえるという楽しみはいつも持っています。自画自賛で申し訳ありませんが、自分の書いたものを読むと、ジーンと胸に熱いものが込み上げてくるのです。ということで、あとしばらく俄か作家業に専念します。

2019年10月24日木曜日

同好の人たち


 先日同好の人たちと、楽しいお茶の時間を持ちました。英会話教室で出会った、同好の人たちです。レッスンの中で、私たちと同じような暮らしをされていることを知り、ぜひお茶でもとお誘いしました。ご主人も来られました。ポアロも一緒に四人で、家の近くのCafeで二時間半もおしゃべりをしました。
私たちは、京都と三重の二ヶ所暮らしをしています。そのご夫婦は、京都と徳島の二ヶ所暮らしです。私たちは、仕事の関係で二十年ほど前からこんな暮らしが始まったのです。そのご夫婦は、仕事が終わったすぐから二ヶ所暮らしを始めて、三年だそうです。娘さんが、京都の大学へ来られていたので、何度も京都へ遊びに来ているうちに「そうだ京都に住もう」と、なったと話されました。きっかけはいろいろだと思いますが、京都が好きになる人は多いように思います。
ほとんどは京都にいて、月に一度ほど徳島へ行かれるそうです。私たちより七歳も若いご夫婦です。ご主人は、毎日ソフトボールをされています。京都御苑内にある、野球場でされているそうです。京都街歩きを熱心にされています。私たちとよく似たことをされています。初対面の四人が、ざっくばらんにいろんな話に盛り上がりました。二条城の近くに住んでおられるとのことなので、次回はそちらの方で会いましょうと約束をして別れました。
 毎週土曜日にテレビで放送されている「人生の楽園」をいつも見ていますが、登場するのは、ほとんどがITやUTの人たちです。都市部から田舎へ移り住み、何かをされている人たちです。私たちはその逆です。京都に憧れて京都が好きになり、京都暮らしを実現しました。子供たちが育ったあとの、夫婦二人だけの静かな暮らしです。人にお勧めしたい楽しさがあります。

2019年10月23日水曜日

即位礼正殿の儀(二条城)


 昨日は即位礼正殿の儀が、皇居・宮殿・松の間で厳かに行われました。天皇陛下が、即位を国内外に宣明される儀式です。日本にとって、大きな節目です。祝日となり、日本中が祝賀に湧きました。


 京都では、博物館や動物園、植物園などのいろんな文化施設が無料公開となりました。二条城も無料公開となり、私たちは喜んで出かけました。自転車で出かけました。二条城は、京都観光一番の人気スポットです。国内外からたくさんの人が来城しています。いつもたくさんの観光バスが停まっています。チケット売り場には、いつも長蛇の列ができています。前を通るたびにいつか入りたいと思っていましたが、やっとその日が来たのです。


 11時頃に着きました。天皇陛下即位を祝っての無料公開です。チケット売り場には、無料公開と書かれた大きな張り紙が出ています。偶然この日に観光で来た人にとっては、本当にラッキーなことです。たくさんの外国人がおられます。半分以上が外国の方です。




 重要文化財になっている唐門をくぐり、 広い広い二の丸御殿から、見学します。国宝です。二条城は、1603年、徳川家康が築城しました。天皇の住む京都御所の守護と、将軍上洛の際の宿泊所とするためです。





三代将軍家光の時代、大規模な改修が行われました。二の丸御殿にも、狩野探幽の障壁画などが数多く加えられたと説明されています。順路に沿って進みます。部屋数33室、800畳余りもある内部はとてつもない広さです。将軍の威厳を示す虎や豹、桜や四季折々の花を描いた狩野派の障壁画(模写画)で装飾されています。ため息が出るほどの絢爛さです。将軍の前にたくさんの武士が座って並ぶ光景は、時代映画そのものです。二の丸御殿の見学だけで、40分ほどかかりました。





 二の丸庭園を歩き、本丸庭園へと入って行きます。本丸御殿は、現在改修工事のため見学できません。残念です。天守閣跡へ上りました。




比叡山も見えています。そのあと和洋折衷庭園である清流園を通り、出口へと向かいます。展示収蔵館もあります。休憩所もあります。土産物の店も出ています。1994年ユネスコ世界遺産登録された二条城は、約400年の時を経て、徳川家の栄枯盛衰と日本の長い歴史を見つめてきた貴重な歴史遺産です。桃山文化の遺構を見ることができます。





2019年10月21日月曜日

「誕生日」


○○回目の誕生日がやってきた
ホテル最上階での食事
夫からのプレゼント
二人静かな食事会

メッセージが届く
三重から
フランスから
娘たちと婿殿から

ホテル最上階からの眺めにうっとり   

京都東山を一望
夫がフェイスブック送信
友人からもお祝いの言葉
「おめでとう!」

いつからか
誕生日の重さを感じる

シニアの誕生日は重い
カウントダウンが始まる

子どもが誕生してから
毎年々意気揚々の私

ケーキを焼いて
赤飯炊いて
好物の料理を作り
プレゼントを用意した

家族四人の誕生日
いつもの年中行事      

健気な私の姿

私も
親から
祝い続けてもらった

子どもの成長は
親の楽しみ

子どもの誕生日は
明るい
未来に向けて
羽がある

メッセージに返信する
「また新しい一歩を 踏み出します」

年輪を刻む
一年
また一年



2019年10月18日金曜日

逞しき下町ボーイズ


 戦後は一家庭に子供二人というのが多くなったように思いますが、それまではほとんどが5~6人の子だくさんでした。私は、兄が一人姉が四人います。姉二人は幼くして亡くなっているのですが、戸籍上は五女です。生まれても順調に育つのは、難しい時代でした。現代では、医学の素晴らしい進歩により、そういうことも減少していると思います。戦後のベビーブームでたくさんの子供が誕生し、世の中は賑やかになりました。どこの町内でも、たくさんの子供が塊りとなって遊び回りました。
 ポアロは、大阪下町生まれです。彼の子供時代の話は、とても面白く興味をひきます。その下町は、狭い住宅に子だくさんの家族がたくさん住んでいました。狭いながらも、人情味あふれ、子供たちは外で元気に遊び回りました。私と同じように、兄弟5~6人の子もいます。町内には、男の子が多かったようです。いつも遊ぶメンバーは、男の子8人ほどです。その内の兄弟二人のお兄ちゃんが、時々皆に召集をかけます。近郊とは言え、大阪からずいぶん距離のある所まで遠征するのです。自転車で遠出するのです。その頃ポアロは、小学校5年生ぐらいです。子供用の自転車はみんな持っていません。大人用の自転車に乗り、当時定時制高校1年生のリーダーのあとをついて出発です。途中大きな川を渡ります。自転車を置いて、川の向こうへ行こうという冒険が始まりました。長いロープで子供たちを繋ぎます。リーダーの指示どおり、子供たちはしっかりロープを握ります。その辺りには飛行場もあり、子供たちにとっては興味ひく冒険地帯です。
 夏休みには、キャンプに出かけます。瀬戸内の小豆島へと向かいます。大阪からは大きな船に乗ります。定時制高校生のリーダーは友達を誘い、リーダーは二人となりました。テントをはじめ、キャンプするためのいろんな物を、皆が分担して持ちます。大きな重い物は、リーダー二人が担ぎます。親元を離れ、二泊したそうです。
 そんな話を聞いて、私は感動しました。現代は少子化です。親が子供にべったりです。いたり尽くせりの子育てです。昭和三十年代は、親は生きて行くのに必死です。放任主義のようにも見えますが、子供を信頼して突き放しています。町内には、しっかりしたお兄さんリーダーがいます。弟たちだけでなく、町内の子供たちの面倒をよく見てくれます。今の社会では想像できないほどの、子供の世界です。親分肌というほどの、お兄さんリーダーです。彼には、社会人となっている兄と姉がいて、二人の弟との5人兄弟の次男です。彼の持って生まれた資質は、親分であり社会のリーダーです。その後彼は、町工場の社長となり活躍されています。

2019年10月17日木曜日

秋の町歩き


 昨日は良いお天気に誘われて、町歩きに出かけました。気温は22℃、快晴の散歩日和です。丸太町通りを東へ歩きます。熊野神社、聖護院の前を通り、金戒光明寺を目指します。家の近くの鴨川で、久しぶりに飛び石をぴょんぴょん跳びました。途中の石には、外国人男性が座り込み寛いでおられます。「ハロー」と声をかけました。男性は「どうもすみません」と、上手な日本語で話します。観光客ではなく、日本に住んでおられるようです。何人もの外国人が、飛び石を渡って行きます。外国の人にとっても、鴨川の飛び石は興味を引くようです。



 川端通りに沿って鴨川岸辺を歩きます。川にはいろんな種類の小さな魚が、集まっています。亀も泳いでいます。川を観察しながら、歩きます。外国の人たちとすれ違う時には「ハロー!」と、声をかけます。皆さん笑顔で「ハロー!」と応えられます。鴨川を散歩する外国人は、いつもたくさんおられます。日本の秋は、最高の季節です。「ようこそ日本へ、ようこそ京都へ」の気分で、「ハロー!」を連発します。 





東大路から金戒光明寺が見えています





 金戒光明寺は大きなお寺ですが、人出は少なく静かです。金戒光明寺は、くろ谷と呼ばれ法然上人のゆかりの地です。知恩院とならぶ浄土宗大本山の一つです。映画やドラマの撮影ロケ地としても、人気があります。本堂からは京都タワーや西山が一望できます。幕末京都守護職会津藩の本陣にもなりました。会津藩士の墓もあります。新選組発祥の地としても、よく知られています。墓地の入口には、とても変わった仏像があります。「五劫思惟阿弥陀仏」です。アフロ仏像と称されて、近年若者の人気を呼んでいるそうです。









本堂へお参りして、少し休憩をして、金戒光明寺をあとにしました。墓地を抜けて岡崎神社の横へ出ると、のぼりが上がり人が集まっています。「氏子大祭、こども神輿」と書かれています。ちょうど終わったところのようです。そのあと岡崎動物園の横を歩いて、図書館へ寄り帰りました。今日の町歩きは、所要時間二時間半、一万歩でした。


市立美術館の増築工事、来年3月オープンのようです


2019年10月16日水曜日

私の好きな歌「およげたいやきくん」


 1975年に発表された「およげたいやきくん」は、愛唱歌の一つです。替え歌を作って楽しんでいます。毎日毎日の繰り返しが生きるということだと、自分に言い聞かせ、自分を励まし、ここまで来ました。その中で、子供が育ち、孫が育ち、そして自分は朽ち果てます。自然の摂理です。誰もこの摂理からは、逃れることはできません。毎日毎日の繰り返しが、偉業となります。忍耐力がいります。途中で放り投げることはできません。我慢我慢です。持久力もいります。ほぼ半世紀近く、我ながらよく頑張ってきたと感心します。長きにわたり勤めてきた人には、いつか仕事が終わる日が来ます。しかしその後も人生は続きます。「生きる」は続きます。家庭に入って生きてきた人には、終わりの日は来ません。エンドレスです。毎日毎日おさんどんは続きます。食べたらできる洗い物。毎日毎日三食の用意と片付け、一日があっという間に過ぎて行きます。人間は、こんなに物を食べる生き物だと呆れ返ります。食べなくなる時、それは終焉です。「およげたいやきくん」の心境がよくわかります。「はじめておよいだうみのそこ」どこかにパラダイスがあることを夢に見て、昨日も今日もそして明日も生きるは続きます。

「およげたいやきくん」
  まいにちまいにち ぼくらはてっぱんの
  うえでやかれて いやになっちゃうよ
  あるあさ ぼくはみせのおじさんと
  けんかして うみににげこんだのさ

2019年10月15日火曜日

京都寺町藤袴祭2019


 先日京都寺町では、恒例の藤袴祭が開催されました。この前行ったのは、もう二年前のことです。月日の経つ早さに驚いてしまいます。三連休の一日前から、四日間開催されました。台風19号の通過で、今年の藤袴祭の人出は少ないように思います。午後の雨の合い間に出かけました。いつものように、下御霊神社と革堂行願寺にお参りし、並べられている藤袴を観賞しました。藤袴の花は、優し気です。丁度満開のようです。台風のすぐあとなので、静かな藤袴祭です。







二年前に、革堂行願寺の境内で、アサギマダラに遭遇したことを思い出します。今年は会えるかどうか、少しの期待を持って境内を奥へ進みます。大きなカメラを持った男性がおられます。「ひょっとして!アサギマダラ!」静かに観察します。アサギマダラが、藤袴にとまっています。




しばらくすると、藤袴の上をひらひら飛び始めました。ポアロは必死に写真を撮ります。またアサギマダラに会えるとは、本当にラッキーです。藤袴に誘われ海を渡ってやって来る蝶アサギマダラです。台湾や香港などへ、長距離移動することで有名なアサギマダラです。かよわい体でそんなことができるアサギマダラは、神秘的です。偶然にもアサギマダラに遭遇できたこと、感謝です。

下御霊神社境内