2012年4月13日金曜日

京都 悲惨な事故


412日木曜日午後1時過ぎ京都で悲惨な事故が起きました。

交差点の信号が青で、横断している歩行者の列に、交差する道路から赤信号を無視して猛スピードで車が突っ込んできたのです。歩行者7人が亡くなられ、けが人もたくさん出ました。

 京都四条通りは、観光客が必ず訪れる有名な繁華街です。事故が起きた場所は、南座の近くで、八坂神社、知恩院、高台寺、清水寺、八坂の塔へと、観光ルートが続いているところです。私は、京都が大好きで、今迄に何度も訪ねています。特に春秋はたくさんの観光客が集まります。今、まさに桜の見ごろで、どれほど多くの人が、京都それも四条界隈へ集まっていたかと思うとゾッとします。

 車を運転していた人は、30歳の男性で、てんかんの患者で病院へ通院していたと、病院側の記者会見で知りました。病院側は「車を運転しないようにと、本人、家族に伝えていた」と会見で言っていますが、後のまつりです。てんかん患者さん達の協会は「偏見を持ってもらったら困る」と言っていますが、それは今回のような事故が起きないために、万全の防衛策を講じた後の問題だと思います。たしか以前にもてんかんの発作による事故があったと記憶していますが、病気を持っている人には、同情しますが、今回のような事故は、個人の問題レベルをはるかに超えて、大きな社会問題です。実情を把握している病院、家族は、いつ発作が起きるかわからないのであれば、本人が車の運転をやめない場合は、警察と連絡を取り、運転免許証の返上を強制的にできるなどの、法的措置をとらないと防衛策にならないのではないでしょうか。

 観光で京都を訪れ、桜見物をして昼食も済ませ、これから有名な観光スポットへ行こうと、楽しんでおられた方々、犠牲になられた方々の思いは「なぜこんなところで、こんなことに」だと思います。「ひどい災難に遭った」というだけではすまされません。

 後のまつりにならないために、病院、家族、警察、国、行政に、防衛策を早急に講じてほしいと願います。

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