2012年4月12日木曜日

医療ミス


「医療ミス」とても恐ろしい言葉です。でもどこかで静かに起こっています。

手術を受ける前には、必ず承諾書を書いて押印して、病院へ提出します。

医師は説明します。「ほとんど何も心配いりません。95パーセントの確率で成功します」残りの5パーセントには、何が起こるか誰にもわからないことであり、想定できないことが起こった場合の為の数値です。患者は、まないたの上の鯉です。どうしようもありません。運を神・仏に任せるのみです。

 知人の女性は、この5パーセントに当たってしまいました。運が悪いとしか言いようがありません。胃がんの疑いありとのことで、内視鏡手術を受けたのですが、患部を少し取り除くのが、少し余分にえぐられてしまったのです。胃壁に穴が開いてしまい、すぐ腹膜炎を起こし、患者本人は、息もたえだえになりました。

 手術前の医師の説明は、前述の通りです。
ほとんどの人が、まさか自分が5パーセントの中に入るとは思いません。でも誰かは、この5パーセントの中に入っているのです。

 医学は進歩し、医療技術も日本は先進国です。しかし医師も人間です。完璧ではありません。失敗しながら上達していきます。人は皆、その5パーセントの中へ自分が入らないように、祈るだけです。

  知人の一日も早い快復を心から願っています。

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