2012年7月4日水曜日

我が家の歴史

 我が家には、扇風機が計五台あります。卓上ファンの極小サイズから、その兄弟分のサイズ、そして普通サイズ、大物顔の最大サイズまで、大きさはいろいろです。

最も古いものは、私が学生時代に寮で使っていた、小型のスイッチON,OFFだけのシンプルなもので、45歳になります。今は、たまにしか使いませんが、健在です。寮は、四畳の広さで、畳2枚とピアノが置けるように、板の間がついていました。その頃は、冷暖房のエアコンはありません。夏は、かわいい扇風機、冬は、小さなストーブで、暑さも寒さもしのげました。私と青春時代をともに過ごした、このかわいい扇風機は、とても愛着があり、なかなか用済みにはできません。

 卓上ファンの極小サイズのものは、下の子が中学生の頃、父親にせがんで買ってもらったものです。勉強する時に机に置いて使うと言い、決めゼリフは「勉強の能率が上がるから」というものでした。子供に甘い父親は、すぐその言葉にのりました。そばで見ていた私は、父親の子供に対する甘さに、笑わされました。

 25年前建売分譲住宅に入居した際、16畳のリビングに、冷房のみのエアコンを、1台設置しただけでした。それで普通サイズの扇風機を、2台購入したのですが、そのあと大きな扇風機を、竣工記念に頂いて、計5台になりました。

 今は一軒の家に、冷暖房のエアコンが何台もあるのが、普通みたいになっていますが、日本が高度経済成長し、豊かな国になり、国民の生活水準も上がり、ぜいたくになったのだと思います。昨年の東日本大震災後、原発問題も起こり、電力不足となり、節電が大切になってきました。国民が、少し前の暮らしに慣れれば、何とか乗り越えられるのではないでしょうか。

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