2017年9月1日金曜日

フランスへ(パーティー2)

 手作りの式とパーティーは、心のこもったものでした。お祝いに集まってくださった人達は、娘の関係者と彼の関係者と家族です。彼は、BD作家です。(ベーデー、フランスの伝統的な手法により書き上げた日本の漫画のようなものですが格調が違うようです)師匠である大御所さんが二人来てくださいました。立会人にもなってもらった師匠のスピーチには、彼の人間性がよく表れていました。日本でよく耳にするお世辞ではありません。包み隠さず彼の素の姿を話してくださいました。胸を打つものがありました。師匠は現在闘病中で、この日も出席が危ぶまれていたのです。来ていただけたことに感謝し、お会いできて本当に嬉しく思いました。奥さんとお嬢さんも出席してくださいました。私達がフランス語ができないとわかると、十二歳のお嬢さんは「キャンユー、スピークイングリッシュ?」と、機転をきかせてくれました。英会話もままならず、私達は笑いを提供してしまいました。

お料理の説明を聞いています

師匠、友達も談笑

彼の幼友達二人は、おとなしく静かな人達で、にこにこと黙々といろんな仕事をしてくださいました。本当に助けていただきました。 
彼の趣味に日本の武術があるのですが、モンペリエでの武術の仲間二人は、家族総出で来てくれました。フランスは多民族国家ということを痛感しました。娘もこれからアジア人としてフランスで生きていきます。

木陰で涼しそうです、後ろはブドウ畑

彼の大学時代の友人は、自分の家族と弟家族、そしてお母さんも一緒に大勢で来てくれました。家族つきあいということの表れです。弟さん夫婦は、ボランティアでレクレーション推進活動をされているそうです。大きなゲーム機をはじめ、レクレーションのグッズをたくさん大型車に詰め込んで持ってきてくれました。みんなで楽しませてもらいました。私は、生まれて初めてペタングに挑戦しました。面白くてやみつきになりそうです。

おはじきのようなボードゲーム

サッカーゲームは2台もありました

ペタングとボーリングを合わせたようなゲームです

ペタングは初めての体験でした

仕事での友人も、家族五人で来てくれました。その方の長女は、交換留学生として昨年北海道へ来ていたとのことです。にこやかなかわいい十八歳のお嬢さんです。娘は、音楽学校でピアノの教師をしているので、同僚の先生方が来てくださいました。チェロとヴァイオリンとのトリオで、時々演奏活動もしているので、今回も二部編成で演奏してくれました。同僚のフルート奏者も加わり皆で演奏してくれました。皆さんと娘は、14年のおつきあいです。

音楽仲間とコンサート


  娘は、南仏にあるオペラ座をメインに仕事をしているのですが、そこで一緒に働く同僚である人生の先輩は、お父さんが日本人、お母さんがフランス人です。頼もしい人柄で、10年のお付き合いです。御夫婦で出席してくださいました。今回の娘のヘアデザイナーとして、オペラ座でその仕事をされている奥さんが担当してくださいました。七年前にイタリアへ旅行した際、車上荒らしの被害を受け窓ガラスを割られた時には、帰省されていた彼に助けてもらったものです。七年ぶりの再会です。 
六年前に東日本大震災支援団体ができた時からの仲間も、家族で出席してくださいました。研究者として名古屋大学で数年過ごされた女性は、流暢な日本語でお話ししてくださいました。もう一人の女性も、京都や神戸の大学へ講師として行かれていたので、少し日本語はしゃべれます。
そして娘の立会人をしてもらった女性は、日本人です。パリの料理学校で修行をされて、今はモンペリエで仕事をされています。その人も日仏カップルです。今回は息子さんとお嬢さんと、そして東京から来られているお父さんも一緒に出席してくださいました。お嬢さんに娘がピアノを教えているということから家族ぐるみのお付き合いです。ちょうど一年前には、バカンスでお嬢さんと一緒に帰国した娘を大阪空港へ迎えに行き、皆さんとお会いしました。一年ぶりの再会です。 
彼のお姉さん家族や妹さん家族は今回の式やパーティーに全面的に協力してくださいました、これから親戚付き合いが始まります。お互いに好印象を持つことができました。彼の家族や、友人、師匠方から伝わって来る彼の人間像を深く知ることができました。新しく誕生したカップルのこれからの幸せを強く願いました。夜10時前まで明るい南仏の、長い一日が終わりました。この日はフランスでは星の日で、夜空にたくさんの星が出て流れ星もいくつか見ることができ、最高の一日でした。皆さん本当にありがとうございました。感謝です。

メッセージをオリーブの木につります




 

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