2017年9月9日土曜日

フランスへ(周遊の旅-2)アルビ

 一日目アルビへ夕方着きました。


 まだ日没までは時間があるので、街を散策することにしました。街の中を大きな川(タルン川)が流れ、大聖堂(サント・セシル大聖堂)がそびえ、その隣にはロートレック美術館があります。その二つは翌日見学することにして、まずはプチトランに乗って観光名所をざっと回ることにしました。街を歩き回るのは、シニアにとっては大変です。プチトランに乗って街を見るのは最高です。四十分ほどで回りました。そのあと街歩きを少ししてから、夕食となりました。大聖堂を見上げるように建つレストランへ入りました。




 周遊の旅、二日目は、まず始めにアルビの代表となっているロートレック美術館へ行きました。画家ロートレックの作品、黒の帽子に黒のコート、そして赤いマフラーをする男性を描いたポスターは、日本でもお馴染みです。


NHKの「世界ふれあい街歩き」でもいつか放送していたのを覚えています。ロートレックは、1864年アルビで生まれました。古い貴族の家柄の出身です。子供の時に負ったケガが原因で足の成長が止まってしまい、障害を持ちながら、貴族の生活を離れパリで絵を描いて気ままに暮らしていました。しかしアルコール中毒症で健康を害し、36歳で亡くなります。彼の死後、作品はアルビの町に寄贈され、全作品の6割にあたる約1000点がここに所蔵されています。この建物は元司教館だったベルビー宮を改装して建てられたそうです。裏庭のフランス式庭園とともに、ユネスコ世界遺産になっています。私達は時間をかけてじっくり鑑賞することができました。ミュージアムショップで、ポストカードとクリアファイルを買いました。





 次に隣のセント・セシル大聖堂を見学しました。1282年から約200年の歳月をかけて造られたレンガ造の巨大な教会です。工場のような外観と言われています。立派なパイプオルガンが印象に残りました。観光客はいろんな国の人達がいましたが、日本人は私達だけでした。




 街の中を流れるタルン川にかかるレンガ造のアーチ橋は、人気の写真スポットです。旧市街を遠くに臨み、川と橋と流れる水と緑の並木は、美しいコントラストでした。思い出となる記念写真をいくつも撮りました。



 フランス周遊の旅に出た私達ですが、初日の午後、突然彼に仕事の電話連絡が入り、急遽戻ることになりました。残念ですが、大切な仕事です。アルビに一泊して、翌日昼食を共にしてから、アルビ駅で別れました。四人旅の予定でしたが、ここから三人旅となりました。

 

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