2017年9月8日金曜日

フランスへ(周遊の旅)

 人生の一大事である娘の結婚式とパーティーを終え、いくつもの音楽会に足を運び、エクス・アン・プロヴァンスへセザンヌを訪ね、ファーブル記念館やオランジュへも寄り、この数日後フランス周遊の旅に出ました。毎日忙しくしている娘カップルも、楽しい夏のヴァカンスです。私達が七年ぶりに渡仏したこの機会に、フランス周遊の旅をしようと、娘が企画してくれました。北部のノルマンジーを目指しての12日間の旅です。娘の運転で出発しました。ポアロは、日本で国際免許証を取り、フランスの慣れない右側走行にもかかわらず、セカンドドライバーの心づもりです。
 一日目は、200km先のアルビを目指しました。国道を走ります。娘達の案内で、途中寄り道をしながら進みます。娘の友人が昔暮らしたというロデブでは、教会を見学しました。娘達は二度目の訪問とのことです。少し走るとひときわ目立つチベット教会がありました。ダライラマさんは何度か来られているそうです。



また少し走ると大きな古い教会がありました。毎年夏に音楽祭が催されているそうで、大きな垂れ幕が掲げられていました。シルバメッセという村です。教会を見学してから、村のレストランで昼食を食べました。



国道は、いくつもの小さな村を通ります。その村々に必ず教会がありました。集落としての村は一つ一つがかたまっています。そして村から次の村までは、何もありません。その点が、日本と大きく違うように思います。見る景色はのどかな田舎の光景です。広大なひまわり畑は、黄色一色で美しく見とれてしまいます。



とうもろこし畑もあります。牧草地には、刈り取られロールケーキのようにきれいに巻かれた牧草があちこちに点在しています。放牧された牛や羊や馬の姿もあります。高速道路を走るのとは、ずいぶん違います。フランスが農業大国ということを実感します。


珍しい景色にうっとりしながら、走って走って夕方五時前には、アルビに到着しました。この日はずっと娘の運転でした。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿