2017年9月19日火曜日

フランスへ(周遊の旅―11 エトルタ、ルアーブル)

  バイユ―を出発し、この地域で最も大きな街カンを通り抜け、カン環状線を走り、高速道路へ入ります。途中で大きな立派な橋、ノルマンディー大橋を渡ります。斜張橋としてかつて世界一だったノルマンディー大橋です。セーヌ川の河口にあります。往きも帰りも橋を渡る特別料金を払います。四時半頃高速を出て、観光名所エトルタを目指します。

ここはセーヌ川の河口近くです


海岸沿いの街エトルタの周辺は、垂直に切り立つ白亜の断崖が続きます。日本の東尋坊に似ています。断崖絶壁と海岸線が形成する圧倒的な風景は、画家のコロー、モネ、クールベらに愛され、作家のモーパッサン、作曲者オッフェンバックに強い感銘を与えてきたそうです。怪盗ルパンが誕生した土地でもあります。




ノルマンディーの名物:船乗りのストライプと黄色いレインコート
 私達は玉砂利の砂浜を歩き、海のきわまで行きました。全長1、5kmに及ぶ玉砂利の砂浜の両サイドに絶壁が切り立っています。上手の断崖、下手の断崖と呼ばれているそうです。見上げる断崖絶壁の上に教会らしき建物が見えます。人の姿も見えます。礼拝堂とのことです。ポストカードやコースターセットなどを買って、一時間ほど滞在し六時頃にエトルタを出発しました。

波が強いので丸石の浜です
次に建築家のポアロがぜひ寄りたいと思っていた、ル・アーブルへ回りました。ル・アーブルは、16世紀に開港した大商業港で、戦後コンクリートを使って、再建されたそうです。東インド会社の貿易港となった17世紀以降国際的に発展し、現在もフランス一の、コンテナ輸送量を誇る港とのことです。大阪と姉妹都市になっています。第二次世界大戦で、街の大半が破壊されましたが、建築家オーギュスト・ペレの指揮のもと見事に再建され、近代都市計画の見本になりました。カラフルでモダンな街でした。その再開発地域はユネスコ世界遺産になっています。ペレが建築した市庁舎や教会などを回り、写真をたくさん撮って七時過ぎには、ル・アーブルをあとにしました。


アンドレ・マルロー美術館

カラフルなトラム

市庁舎
ル・アーブルの夕陽はモネもかいています



コンテナ―をアートに

文化施設:ル・ヴォルカン(火山)

搭状の建物はサン・ジョセフ教会:オーギュスト・ペレの代表作

サッカー場のようです

HONFLEUR(オンフルール)へ向かいます


そして八時には、この日の宿泊地オンフルールのホテルへ着きました。




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