2017年9月10日日曜日

フランスへ(周遊の旅-3)カオール

 アルビの駅で彼を見送り、私達は次の目的地、カオールへ向かいました。その途中に天空の村(コルド・シュル・シエル)があるというので、娘が案内してくれました。娘達は以前来たそうです。ずい分前ですが、今の天皇陛下が来られたそうで、その写真が飾られていて驚きました。







フランス小さな村百選の一つで、雲海に顔出す村です。車を停めてから、山登りのような厳しい坂道を登りました。登るにつれて美しい景色が広がります。村に辿り着くと、絶景の中に小さな村があり、メインストリートにはお店がたくさん並んでいます。観光案内所も郵便局もありました。レストランもカフェも土産物店もたくさんあります。見晴らしの良いレストランで冷たい飲み物を飲み、ひと休みしてからお店をのぞき、郵便局で切手を買い、日本へ絵葉書を投函し、天空の村をあとにしました。






 目指す古都カオールへは、7時半に着きました。私達が泊まるホテルは、カオール駅の前にありました。旧市街地を少し歩き、夕食をどこにしようかと探しながら、家庭料理という看板に誘われレストランに入りました。2回のデッキの上で川が見えます。フランス語ができない私達は、すべて娘任せです。娘は、ドライバー兼ツアーコンダクターです。頼りになります。たくさんあるメニューの中から、シェフお勧めのものを選びました。豊富なデザートまであるコースです。

  
とてもおいしかったのですが、量が多くて珍しく完食はできず、少し残してしまいました。そのあとカオールの名所である、ロット川にかかるヴァラントレ橋を見に行きました。ライトアップされ、幻想的な橋はとても美しいものでした。


翌日は、朝から再び橋へと出かけました。ロット川を流れる水は、水量は多いもののゆったりと流れ、川岸はきれいに整備されていて、橋へは自由に通行できます。車は通れず、多くの観光客が集まり、写真を撮っていました。ヴァラントレ橋は、1308年に起工され、1378年に完成したそうです。街のシンボルになっています。私達は橋を渡り、向こう岸へ行きました。バカンスで、運河や川を旅するクルーザーが通ります。その時は、川の端の一部を堰き止めて水位を上げ下げして、船が通れるようにします。以前テレビで見たことがありますが、人間の知恵が作り上げたもので、とても興味深く、しばらくその光景を見ていました。







そのあと橋の横に、昔使われていた水車の博物館があったので、見学しました。水車が大きな動力を生み出す仕組みがよくわかります。カオールの旧市街地は、中世を感じさせます。お土産にポストカードと切手、トートバッグを買いました。ヴァラントレ橋を歩き、大満足の私達は、次の目的地であるアンボワーズへと向かいました。



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