先日日本の平均寿命が過去最高を更新したと報道されました。男性は、80.75歳、女性は86.99歳とのことです。G7(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、イタリア、日本)の中で、男女ともトップだそうです。
日本全国どこでもだと思いますが、高齢お一人さま女性が、どんどん増えています。私の周りでも、友人、知人、親戚には、夫を見送った女性お一人さまがたくさんいます。妻を見送った男性お一人さまもおられますが、数少ない存在です。以前ボランティアで寄せてもらっていた高齢者施設でも、圧倒的に女性が多かったです。そしてその女性達のお元気なこと。趣味におしゃべりに、元気はつらつ、毎日生き生きと過ごしておられます。女性と男性の違いは、精神的、肉体的、医学的にもいろいろ研究され、解明しつつあると思いますが、まだ断定はされていません。命、生命のバトンタッチを考えた時、次世代の命を生み守り育てるという大きな使命を持つ女性の体は、屈強なのかもしれません。そう与えられているのかもしれません。生き方にも違いが表れています。趣味は人それぞれですが、たくさんある生涯学習の講座の参加者は、圧倒的に女性です。男性は一割ほどです。私が通っている英会話教室も、シニア女性が多いです。たまにシニア男性が登場しますが、長続きはしません。長い年月を仕事第一に考えて、生きてきた男性だと思われます。いろんな辛苦を乗り越え、筆舌できないような心の内も隠し、鎧を身につけ、肩肘張って、強がって生きてきた男性かもしれません。素の自分は、ずっと仮面の下にあったのかもしれません。キャリアを積み、人の上に立ち続けてきた男性は、仕事を終えたからといって、今までの自分を取り払うことは難しいのだと思います。仕事を終えれば、立ての人間関係はありません。みんな平等の横の関係です。過去のことを鼻にかけたり風を吹かせば、みんなから総すかんを喰らいます。あくまでも私の想像ですが、男性はそういうことがよくわかっているからこそ、リタイア後の生き方が下手なのではないでしょうか。生き方が下手ということは、身体に影響を与えます。ストレスがたまります。過去を取り払い、過去から脱皮し、新しい自分の発見に喜びを見つけようとする生き方こそ、寿命を延ばす方法だと思います。阿呆になりきり、遊びができる人になれたら、新しい道が開かれ、充実したセカンドライフが送れると思っています。
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