先日家族で少し遅い目の昼食を食べに行った時のことです。京都河原町通三条下がるにある大手ビール会社直営のビアレストランです。工場直送のビールが飲めることで人気があります。店の入り口には大きなビアタンクが二基置かれていて、ビールの好きな人には飛びつきたい場所です。京都で古い歴史を誇るビアレストランで、席数は220もあります。京都に住んで、この店の前は何千回と通っていますが、店の中へ入ったのは今回が初めてです。店の前を通るたび、横目で見ながらいつかは入りたいと思っていました。私達は地下へ案内されました。おすすめメニューは、ビーフカツレツ、ビーフシチューのパイ包み壺焼き、ガーリックトーストと書かれています。この日のランチメニューにビーフステーキがあったので、私達はこれを選びました。席に着いて周りを見渡すと、見事にシニアの方々ばかりです。この日は日曜日です。あちこちから聞こえてくるのは、それぞれのグループで活動されているお話しです。5~6人ほどのグループが、いくつもおられます。グランドゴルフ、歩こう会、ボランティア、趣味の集まりなどです。それぞれが自分の好きなことに参加して体を動かし、お昼は仲間と楽しくお食事といった感じです。ビールの飲み比べといったメニューは、味が違うビールが少し小さめのグラス三つでワンセットです。女性も男性も立派な飲みっぷりです。男性、女性がまざり、おしゃべりに花が咲いています。好感のもてる光景です。お元気なシニアのパワーがあふれています。きっと日本のあちこちで、こういう光景が見られていると思います。メディアでは、団塊の世代が七十五歳以上になる2025年問題を取り上げていますが、団塊世代のパワーが爆発する予感がした経験でした。帰りに玄関を通ると10枚くらいの歓迎芳名札がかけてありました。○○歩こう会、△△グランドゴルフ・・・など、ここは元気な中高年が集まる穴場なのだと納得しました。
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