知人の女性は大学を出てから、高校の講師をしていました。三年が過ぎた時、突然仕事を辞めて、カナダへ語学留学に行ってしまいました。そして一年後に帰国して、英会話教室の講師をしばらくして、またカナダへ留学してしまいました。その行動力には皆が圧倒されていましたが、何とその次は、従姉妹がフランスに留学しているという理由で、フランスに向けて旅立ちました。
カナダ留学時代に友達になったフランス人を頼って渡仏し、気楽な日々を過ごしていました。生活費は、働いて貯めたものでやりくりしていたと思われます。フランスでは、日本食のお店でアルバイトしたり、日本語を教えたりしていたのですが、そうこうしているうちに、フランス人男性と素晴らしい出会いがあり、おつきあいが始まり、二年後に結婚に至りました。国際結婚です。昔に比べて、今は国際結婚も珍しくありません。私が通っている英会話教室の先生方にも、日本人女性と結婚している人がたくさんいます。
テレビで、国際結婚について特集を組んでいたのを見ましたが、国際結婚は年々増加しているそうです。しかし国際結婚したカップルの半数に当たる離婚が一年間にあるとのことです。子供がいるカップルが離婚するとなると、ハーグ条約の難しい問題も発生します。
英語、フランス語を身につけ国際結婚した知人女性は、フランスに住み、次は香港に住み、現在はイギリスのロンドンに住んでいます。フランス人の夫の職業は、最先端のコンピューターエンジニアで世界の主要都市を飛び回る仕事だそうです。どうか幸せに、そして国際結婚のお手本になってほしいと願っています。
参考 ハーグ条約
(国際結婚が破綻した場合の子どもの扱いを定めたもので、1980年にオランダのハーグで締結されたために、ハーグ条約と呼ばれている。2011年5月日本政府は、ハーグ条約に加盟する方針を決めたと発表し、現在その準備をしている)
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