昨日5月27日(日曜日)車で岡山県高梁市にある備中松山城を訪ねました。倉敷市から北へ国道180号線で30キロのところにあります。一級河川の高梁川に沿って、国道とJR伯備線が走っています。
備中松山城は、国指定重要文化財になっていて、現存天守の残る日本一高い山城(標高430メートル)です。四つの峰からなる標高480メートルの臥牛山(がぎゅうざん)にあります。この城の歴史は古く、鎌倉時代の延応2年(1240)に砦が築かれたことから始まります。歴代城主は、城の歴史とともに変わり、もらったパンフレットには、城主となった15の家と家紋がのっていました。有名なところでは、毛利輝元、小堀遠州(建築、作庭、茶道遠州流)、池田家(岡山後楽園)、浅野家(大石内蔵助)、そして最後は板倉家が何代も続き明治維新を迎えます。昭和の大修理、平成9年に修復、平成15年に保存修理が行われて現在に至っています。
臥牛山8合目の駐車場からお城まで、徒歩で休憩しながら30分かかりました。行きは登山といえるような山登りで息がきれます。その疲れもお城に到着すると、一挙にふっとびます。気持ちよい新緑、深緑の中、心地よい風がほおをなで、こんな高い所へ人間の手で城を築いた先人達への敬意と感動で、胸がいっぱいになります。見渡す周囲の山々、高梁市街を、高梁川を見下ろし、はるか昔に自分を運んでくれるようです。至福のひとときでした。高梁市に残る武家屋敷、ゆかりの頼久寺、商家などが観光整備されていました。土・日は、一つ手前の城見橋公園駐車場から8合目駐車場までシャトルバスが出ていて、一般車両はここまでです。
パンフレットに書かれていた言葉です。
「400年ノ刻ヲ越エテ 歴史ノ旅ヘ、イザ往カン」
天空の城塞「備中松山城」
山の頂より今も見つめる悠久の刻
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