本当に驚くことが、知人の身に起こりました。五十代のご夫婦です。夫婦共働きで、三人の息子さんと家族仲良く暮らしておられました。朝、奥さんが目覚めた時、隣に寝ておられる御主人が、すでに冷たくなっていたのです。すぐ救急車を呼びましたが、死後数時間たっていたとのことです。体格の大きい御主人は、スポーツマンで、快活で、毎年の健康診断で特別悪いところもなく、平日は仕事に、休みの日には趣味のゴルフにと、順調に生活されていたのです。
こんなことが突然起こるとは、誰も信じられません。隣に寝ている奥さんに、何の異変も伝えることなく、静かにコロッと逝かれたのです。大往生というには、五十歳代の若さでは早過ぎます。突然ふりかかった悲劇を乗り越え、奥さんは気丈に「仕事を持っていて助かっています」と、言っておられます。
命あるものはすべて、最後のその時を迎えますが、最後のその時について、なおいっそう考えさせられる出来事でした。
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