2012年5月8日火曜日

ゴールデン・ウィーク


 ゴールデン・ウィークが終わり、いつもの生活に戻りました。ゴールデン・ウィークはお正月やお盆と同じで、日本列島を台風が通過するような一大イベントです。高速道路の渋滞、新幹線の高い乗車率、観光名所の賑わいなど、一斉に人々が日本列島を動き回ります。今年のゴールデン・ウィークは、高速バスの事故や大きな竜巻による被害など、痛ましい事故や自然災害も起こりました。

 我が家の大型連休は、片道500キロのドライブで「サトガエリサトガエリ!」でした。二人の子供と愛犬二匹との家族六人の大移動です。今よりも高速道路が少なく、渋滞はひどいもので、必ずどこか途中で高速道路を降りて下の道を走る羽目になりました。それも楽しい思い出となり、途中通り抜けた市、町、村の景色とともに、立ち寄ったお店や出会った人達が、家族の話題に上がりました。

 父と母が待つ実家に、兄や姉達のそれぞれの家族が集結すると、総勢18人で、近くに住む叔父叔母とその娘家族も帰省するので計23人となり、車5台に分乗し、よく出かけました。子供たちの喜ぶ、潮干狩りは大きなレジャーですが、たくさんのアサリと少しのハマグリを採って、夕食は庭でバーベキューです。また、父が作った田楽を焼くための大きな長方形の土製の田楽七輪というようなもので、父の手製の竹串を使って、母がたくさんの豆腐田楽を焼いてくれました。すぐ焦げるのでみんなでワーワー、キャーキャー言いながら、母手作りの田楽みそをつけて食べました。庭にある山椒の新芽をすり鉢で擂って田楽みそを作るのでいい香りがします。おやつに母が特製のフルーツポンチを、大きなボールにたくさん作ってくれるので、おかわり自由の食べ放題でした。

 楽しい数日を過ごしいよいよ帰る日です。父と母のいっぱいの愛情と、たくさんのお土産を車につめこみ、次の「サトガエリサトガエリ!」の日までしばしのお別れです。そんな大型連休の思い出は、何十回と続きました。

 23人の大所帯のメンバーも、今ではそれぞれの子供たちが独立し、子供たちの集まる実家もそれぞれに分かれていきました。でもみんなの胸のうちには、いつまでも記憶される楽しい懐かしい思い出となっていることと思います。

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