長崎への旅三日目は、出島から始めました。江戸時代の唯一の外国との窓口としてにぎわったことやオランダとの関係などを記憶にとどめています。ホテルから数分歩くと川(昔は海、今は中島川)の向こうに出島が見えます。最近整備が進み周囲ではまだ復元工事が進んでいます。
江戸時代に当初はポルトガル人がここに住み、鎖国令が出た後は唯一認められたオランダ人が平戸から移ってきたそうです。オランダ商館という名称でそこの長はカピタンと呼ばれていたそうです。その後幕末から現代にいたるまで周囲が埋め立てられて今では陸続きとなっています。
見学するには水門という昔の海からの門が入口となっています。中には江戸時代の服装をした人が案内をしてくれます。北側の中島川沿いには蔵が並んでいます。中は昔の道具などが並べられて展示されています。主な輸入品は砂糖だそうです。逆に輸出品は伊万里などの陶磁器だそうです。
他にはカピタン(商館長)、ヘトル(商館長次席)の部屋や船頭の部屋などが復元されています。わが国最古のキリスト教の神学校などもあります。鎖国中はオランダ人も基本的には出島から出られないので、蔵の裏には畑などもあったそうです。乙名(おとな)部屋というのは日本側の商人や役人が詰めたところだそうです。
出島ではスタンプラリーがありましたので。各建物で押して回りました。最後に総合案内所でお土産を求めました。当時のオランダ連合東インド会社VOCマーク入りの醤油さしです。2時間くらいの見学でしたが復元工事が完成したらさらに良い歴史探訪の施設になると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿