青春時代に口ずさんだ歌は、一生の愛唱歌です。今でも、何げなく無意識のうちに口ずさんでいます。舟木一夫の学園シリーズは、すべて愛唱歌でした。「高校三年生」「学園広場」「修学旅行」「仲間たち」など、歌とともに、友の顔、学生時代がよみがえってきます。遠く過ぎ去った懐かしい記憶です。
「君たちがいて僕がいた」 作詞 丘灯至夫
作曲 遠藤実
心の悩みを うちあけ合って
眺めたはるかな 山や海
言葉はつきても 去りかねた
そんなときには いつの日も
君たちがいて 僕がいた
さよならする日は 肩くみあって
しあわせ信じて うたおうよ
大人になるのは こわいけど
そんなときにも 離れずに
君たちがいて 僕がいた
歌の前にセリフがあります
清らかな青春
爽やかな青春
大きな夢があり
かぎりないよろこびがあった
はかない希みがあり
つらい別れもあった
素晴らしい詞と心に深く入りこむメロディーです。二つで一つとなる楽曲です。青春時代の心情がよくあらわされています。
「心の悩みを うちあけ合って 眺めたはるかな 山や海」
心の悩みとは、何だったのでしょうか。青春時代の心の悩み、それは恋だと思います。
恋は実らないもの 恋は片想い
恋は清らか 恋ははかない
恋は一生の想い出 恋は宝物
恋には手が届かない 恋は蜃気楼
恋はいつわり 恋はまぼろし
たくさんいた友も、一人去りまた一人去り。
青春時代の愛唱歌は、人の一生のつぼみだったと悟ります。
それでもあの歌を口ずさむ時、友の顔、キラキラ輝いていた学生時代がよみがります。
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