このタイトルは好機が訪れるまで、あせらず辛抱強く待つということです。徳川家康が「鳴かぬなら」という上の句に続けて詠んだとされています。織田信長の「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」豊臣秀吉の「鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥」と合わせて、それぞれの武将の性格を表した句として有名です。私は辛抱強く待つのが好きです。気が短い人は織田信長、積極的な人は豊臣秀吉、というふうに性格の一端をうかがえそうです。ちなみにホトトギスは不如帰、杜鵑、時鳥、沓手鳥などいろいろな漢字で表現されています。
地球上にはたくさんの人間がいます。しかし性格はいろいろです。よく似た性格の人はいますが、コピー人間はいません。大まかな分類をすれば、血液型のように四つに分けられるかもしれません。同じ親から生まれた子供でさえ、兄弟全員性格は違います。先祖から受け継がれてきたものもあります。生まれてからの環境も大きな影響を与えます。自分の性格はどの部類に属するのかを、分析するのも面白そうです。長所も短所もいろいろあって当たり前です。長所も短所も全部ひっくるめて個性となります。自分を見つめ、時には自己分析も大切です。無理をせず自然体で生きるのが、楽なように思います。
大原謙士郎氏の数多い著書には「あるがままに」と書かれています。「あるがままの自分を受け入れて生きて行くこと」そんなふうに生きていきたいものです。
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