2013年1月26日土曜日

春を待つ


 二月四日は立春です。暦の上では春ですね。立春の前日二月三日は節分です。春を迎えるにあたって、家族の無病息災と健康を祈って、古くから行われてきた日本の風習ですが、現代もそれぞれの家庭で豆まきがされているのでしょうか。ニュ-スでは、毎年幼稚園や保育園での豆まきの様子が伝えられていますが。豆を年齢の数だけ食べると、体が丈夫になり風邪をひかないと言われています。

 私が子供の頃は、毎年の重要な行事でした。焼いたイワシの頭をわりばしの先に刺して、ひいらぎとともに、玄関と裏玄関に飾りました。夜は、家で煎った豆(大豆)を、父が玄関から庭へまきます。次に座敷に向かって豆をまきます。「鬼は外、福は内」と言いながら。そして私達子供は、まかれた豆を自分の年の数分拾います。父の真似をして「鬼は外、福は内」と言いながら。はるか遠くへ遠ざかってしまった懐かしい思い出です。

 結婚して子供が小学校二年生くらいまでは、家で豆まきをしました。豆まきをしたというより、真似ごとをしました。あとの掃除が大変にならないために、少しの豆をまいて(部屋とベランダへ)それから袋にある豆を食べました。それでもお面をかぶり子供達は大喜びでした。無邪気な、あどけない子供達の顔が思い出されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿