2013年1月23日水曜日

嬉しいニュ-ス


 先日嬉しいニュ-スが報道されました。七十五歳の女性が、芥川賞を受賞されたのです。同賞受賞の中では史上最年長ということで、年齢がクロ-ズアップされていますが、なんと彼女は筆歴七十年ということです。五歳の時に、物語を書き始めたそうです。受賞作品「abさんご」は、自分の半生を描いた小説で、固有名詞がなく、横書きで、ほとんどがひらがなという、独自のスタイルを貫いておられます。驚くことに、一つの作品にかける期間は十年間とのことです。「どういう作品を書きたいかっていう衝動のほうが大きいので、結果的にどんどん普通の小説ではなくなっていって、変わったものになってしまった。生きているうちに見つけてくださって本当にありがとうございました」と、受賞の喜びを話されました。

 このニュ-スを聞いた時、本当に感動しました。自分の好きなことを、黙々と地道に続けた結果です。一本の道の素晴らしさが伝わってきます。器用な人は、何でもすぐにマスタ-してしまいますが、その反面一つのことをこつこつと地道に進むのは苦手かもしれません。七十五歳女流作家の生きる姿勢に、感銘を受けました。陰ながら応援したいと思います。フレ-フレ-と声援を送ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿