2013年1月24日木曜日

一月の花 蝋梅


 一月の花として、蝋梅をあげようと思います。日本の一番寒い時期に、梅の花が咲く前に、黄色い花を咲かせ、とてもよい香りを私達にプレゼントしてくれます。中国原産で、江戸時代初めに渡来しました。蝋細工のような質感を持った花弁が特徴です。
 
 

 実家にも、そして私達が初めて手に入れた戸建の庭にも、蝋梅はありました。年末年始を賑やかに過ごしたあと、少し淋しくなった私の気持ちを、黄色い蝋梅の花は慰めてくれたものです。庭に眼をやると、厳しい寒さの中に、ひっそりと花を咲かせています。実家の蝋梅は、年数とともにがっちりとした花木に育っていましたが、我が家の蝋梅は、ほっそりしていてスラッと立っています。若い分、花数も少なめで、狭い庭にふさわしい趣でした。今頃、私達のあの蝋梅は、きっと大きく成長し、新しい家族を喜ばせていることと思います。散歩していると、時々庭に蝋梅があるお家を見かけ、蝋梅とともに懐かしい光景が思い出されます。

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