京都の街歩きをしていると、民家の中屋根に、面白いあるいは怖い表情をした鍾馗(しょうき)さん、と呼ばれる像が置かれています。中国の唐の玄宗皇帝の夢枕に現れて、鬼を退散させたという魔よけ、火よけの神様です。いろんな姿をしたしょうきさんがいて、表情もいろいろあります。鍾馗さんのことを知らなかった私は、たくさんの鍾馗さんを一堂に並べたら、素晴らしい展覧会になるであろうと想像してしまいました。
また京の街歩きをしていると、たくさんのお地蔵さんに出会います。町内に一つはあるように思います。私も子供の頃は、祖母や母がしていたのが自然と身につき、お地蔵さんの前を通る時は、立ち止まり手を合わせていたのですが、いつの頃からかしなくなっていました。京都の町では、昔からずっと今も、お地蔵さんを敬い拝み、大切に祀ってきたのだと思います。お地蔵さんは、その土地に深く根付いている土着信仰のようなものでしょうか。これからは私も見習いたいと思います。子供の頃を思い出して、お地蔵さんに手を合わせようと思います。
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