先日あまりの好いお天気に誘われて出かけました。以前テレビで見て、一度行ってみたいと思っていた古い町です。香川県丸亀市塩飽(しわく)諸島の一つ本島(ほんじま)です。船が丸亀市からと岡山県倉敷市児島から出ており、どちらも高速艇で30分かかりません。フェリーは丸亀からしか出ていないので、車で島へ行きたい人は丸亀へ回らねばなりません。私達は児島から船に乗りました。定員76人の小さな船で、観光客は少なく釣り人達が多く、それでも定員の三分の二くらいのほどよい人数でした。若い頃、仕事で毎週船に乗り音楽教室へ通ったことを思い出しました。私は海が大好きです。船に乗るのが大好きです。瀬戸大橋の下をくぐります。興奮していると、あっという間に30分は過ぎました。
塩飽諸島本島へ初上陸です。一日乗り放題のレンタサイクルを借り、午前中に島の半分を回りました。レンタサイクル屋のおじさんは、島を一周しても2時間ほどと言っていましたが、私達は半分回るのに1時間半かかりました。島とはいえ結構上り下りがあって、上り坂ではあまり無理をしないように、自転車を押して歩きました。そして途中では、いろいろ写真を撮っていたので、時間がかかったのだと思います。
「塩飽水軍のロマンに出会える古民家」と案内に書かれている民宿に昼食を予約しておいたのですが、30分遅れての昼食となりました。「穏やかな海に浮かぶ無数の島影、水軍の勇姿を彷彿とさせる船の航跡、居ながらにして素晴らしい眺望と凝縮された歴史に触れることができます」とパンフレットに載っている通り、座敷で海を眺めながら、開け放した窓から心地よい風と磯の香を全身に浴びて食事をしました。海の幸づくしの昼食です。タイの煮付け、カンパチのおさしみ、鯛めし、小魚の酢の物、具入りお味噌汁、天ぷら、おいしかったです。お腹がいっぱいになりました。
船は朝と夕方の往復便しかなくて、本島に6時間ほどの滞在で、観光客相手のお店も何もなく、退屈になるかと思っていましたが、島を一周して歴史ある寺社を見て史跡を見学して、ちょうどよいくらいでした。素晴らしいお天気で、美しい海の眺めに大満足しました。瀬戸内海の穏やかな海、静かな海、池のようにも見える海ですが、たくさんのタンカーやいろんな船が行き交っています。驚いたことに目の前を大きな豪華客船が航海していきます。この瀬戸内海をこんな大きな豪華客船が通るというのを見て本当に驚きました。
後で調べたら「にっぽん丸」 2.2万t のようです
つづく
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