私は坂道が好きだ
坂を上るのはしんどい
ハアハア息が切れる
頭の中は空っぽになる
私は黙々と坂を上る
もう少しもう少しとふんばる
だんだん明るくなってきた
やっと峠だ
私は峠に立った
目の前に広がる明るい風景
下り坂がずーっと続いている
私の気持ちはすーっと軽くなった
下り坂は足取り軽くスタスタ歩く
私は鼻歌を歌う
私は坂道が好きだ
坂を上るのはとてもつらい
上りきれるかどうか自信はない
私は自分に言い聞かせる
上るしかない
上るしかないのだ
頭の中は空っぽになる
私は黙々と坂を上る
あと少しあと少しとふんばる
だんだん明るくなってきた
やっと峠だ
私は峠に立った
いくつもの坂道を上りそして下りた
今までにいくつの坂道を上っただろう
とてつもなく厳しい坂道
いろんな坂道を上った
一つ一つの坂道を上るたび
それは私の自信になっていった
何物にもかえられない宝物になった
上りだけが続く坂道はない
下りだけが続く坂道はない
苦の先には楽があり
楽の先には苦がある
それは坂道というもの
人生はまさに坂道だ
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