私の子供には口ぐせがある
会話の中で何度も出てくる言葉がある
「うれしい?」
この言葉が出ると私は真面目に答える
「うれしいよ」
すると次に
「どのくらいうれしい?」とくる
「すっごくうれしいよ」と答える
毎度のパターンである
私の子供には口ぐせがある
会話の中で何度も出てくる言葉がある
「なんで?」
この言葉が出ると私は真面目に答える
「お母さんはこう思うからよ」
するとまた
「なんで?」とくる
「お母さんはこう考えるからこう思うのよ」と答える
毎度のパターンである
子供の質問に真面目過ぎるほど真面目に答える私
いつのまにか私は気が長くなった
とことん根気よく子供の相手をするようになった
子供のこの口ぐせも成長の一過程と思いつつ
私の感情表現が低いからなのか
言葉数が足らないからなのか
それとも子供のこだわりなのか
時が熟したのか
私の答え方がワンランクアップした
子供の口ぐせを私も口ぐせにした
私は子供に尋ねる
「うれしい?」
私は子供に尋ねる
「なんで?」
子供は真面目に答える
かつて私がそうだったように
真面目過ぎるほど真面目に答える
私は心の中でニヤニヤして聞いている
私は心の中で「ヤッター」と叫ぶ
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