十代の頃の私の夢
それはスーパーマンと結婚することだった
何もできない私が
何でもできるスーパーマンと結婚すれば
すべてのことをしてもらえるという夢のようなあこがれからだった
二十代の頃の私の夢
それは医者と結婚することだった
病院が大嫌いな私が
病院へ行かずにすむであろうと
単純で幼い夢のような考えからだった
三十代になった私の夢
スーパーマンでもなく
医者でもなく
縁あって夫婦となった二人の宝もの
その宝ものが飛び立つのを見届けたい
それが二人の夢となった
そして宝ものは見事に飛び立っていった
二人の手の届かない遠いところへ
飛び立っていった
私達は原点に戻った
静かな日々に戻った
これからの二人の夢はたくさんある
したいことをしたい
気ままな旅をしたい
世界一周旅行もしたい
手をとりあって
足の向くまま気の向くまま
歩いていこう
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