2012年8月24日金曜日

先進国FRANCE? つづき


 将来何が起こるか、それは誰にもわかりません。天、神、仏が知るだけです。そんなことを心配するのは無駄だと思います。今を一生懸命生きたいと思います。

 フランスの結婚・離婚の法手続きが非常に厄介という理由で非婚を選ぶというのは、あまりにも単純で、人生最大の事業「結婚」を軽く見ているような気がしてなりません。また、いろんな法的保護や特典、リスクを比較し、計算し、少しでも楽な安全な道はどれか、など打算まで見えてきます。

 フランスの女性の精神的・経済的自立が進んで、このことも非婚の理由にあげられていましたが、このことは、結婚・非婚の選択に関係ないのではないでしょうか。精神的・経済的に自立した二人の男女が、人生の伴侶として縁あって夫婦となり親となるのは最高だと思います。根底には助け合いの精神があるので、何が起ころうと、乗り越えられると確信しています。

 日本でも15年ぐらい前から、事実婚のカップルが、存在するようになりました。社会的には結婚した夫婦と見られ、式も披露宴も執り行いますが、婚姻届は出していません。新しいことばで事実婚と言いますが、結局のところ昔から使われてきたことば内縁関係です。私の周りに事実婚カップルが三組もいます。女性は、しっかりした職業を持ち、男女平等の教育を受け、学歴も収入も対等で、子供を持たないカップルです。女性達の考え方は、日本では進歩派に属すると思います。誇りを持ち、精神的・経済的に自立し、夫という男性とは対等であると自負しています。団塊世代の私から見れば、女性としてもう少し優しく大らかな目もあった方がよいのではないかと心配しますが「甘やかすと増長し規律が崩れていく」と言い、初心を貫いています。

 団塊世代の結婚観は、ニューファミリーと呼ばれた友達夫婦です。家族はいつも一緒で、キャンプに行ったり、旅行、ショッピング、レジャーなど、家族一緒に行動していました。戦後の男女平等の教育を受け、学歴も対等ですが、心の隅に「夫の一歩後に立つ」といった気持ちがあるのは事実です。それは古い意識の両親の元で、育てられたからかもしれません。

 いつかのブログに書いたことですが、結婚は、愛情・信頼・尊敬・責任の四本柱の家屋みたいなものです。二人の力を合わせて、一生かけて、築いていくものだと思います。

 人生の節目節目における選択は、本人の自由です。誰の強制も受けません。しかしながら、スイミーのように「考えた、いろいろ考えた、うんと考えた」その結果選択した道を歩んでいけばよいと思います。私の考えは、あくまでも個人的なものです。あしからず。

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