2018年4月3日火曜日

チャリダークラブ遠征(京都八幡背割り桜)1


 先日京都の桜満開という情報を聞き、行ったことのない桜の名所「京都八幡背割り桜」を見に行こうということになり自転車で出かけました。走行40キロ、片道3時間の強行チャリダークラブです。シニアにとっては無謀過ぎるプランかもしれません。始めは電車で行く話しをしていたのですが、自転車で行けるものならチャレンジしたいという冒険心が頭をもたげ、ポアロを誘い決行することになりました。


最高のお花見日和です。お昼前に自宅を出ました。まずは鴨川に沿って南下します。鴨川に平行している川端通りには、枝垂れ桜がたくさんあります。まだ見頃で多くの人が花見に来ています。鴨川の岸辺では、お弁当を食べている人達もいます。鴨川の流れを見ながら、水鳥たちを観察しながら颯爽とペダルを踏みます。鴨川の岸辺の道もずい分と整備されて、九条通り近くまで走ることができました。



岸辺の道が無くなったところで、鴨川から離れ、自転車を持ち上げて上の道、師団街道へ出ます。たくさんの車がビュンビュンと飛ばしていきます。緊張しながら、気をつけて側道を走ります。しばらく走って右折して狭い町中の道を通り、東高瀬川に沿って走ります。その寸前に伏見工業高校の前を通りました。ラグビー日本一に輝いた名門です。ずい分前のことですが、「泣き虫先生」と呼ばれた監督を描いたドラマを思い出しました。
龍谷大学の近くで国道24号線を横切ります。ここもたくさんの車が走っています。また東高瀬川に沿って竹田の子守り歌で有名な竹田を通って南下すると、新高瀬川の堤に出てやれやれです。東高瀬川は伏見南部で新高瀬川に合流します。



サイクリングには最適の道、車の通らない川堤です。日本の春といえば桜、桜といえばソメイヨシノが大代表です。川に沿って走っていると、あちこちに見事な桜並木があることに気づきます。桜の花が咲くまで桜の木の存在を忘れていますが、一気に咲き出すとその存在感が大きくなります。見渡すとここにもあそこにもというふうに、たくさんのソメイヨシノです。少し行くと東の山手に伏見桃山城が見えました。


京都に住んで長くなりますが、地理も歴史も河川も知らないことがたくさんあります。車でスーッと走るだけでは気づかないことを、サイクリングでは寄り道しながら知るを楽しむことができます。伏見にはいくつもの酒蔵があります。観光客を集客するための観光スポットも用意されています。私達も何年か前に行っています。今回新高瀬川のそばにある大きな酒蔵に初めて出会いました。広い敷地にいくつもの建物が建っています。歴史ある大きな建物には風格、威厳があります。折角なので門の前で写真を撮りました。松本酒造とありました。1971年(寛政3年)創業とのことです。有形文化財、近代産業遺産という表示が掲げられています。興味関心好奇心に富む私は、キョロキョロしながら走るのが嬉しくて大満足です。
  




この辺りで9キロ走りました。目的地はまだまだ遠く、目的地まで辿り着けるのかとこの時点では少し不安を感じていました。


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