先日久しぶりに奈良県桜井市にある番外札所法起院へ行ってきました。京都から三重へ移動する途中に遠回りして寄ったので、長距離ドライブとなりました。高速道路が整ってきているので、京都から45分で奈良に着きました。若かりし頃、11年ほど暮らしたニュータウンのそばを通ります。当時できたてのニュータウンも早45年が過ぎています。懐かしい思い出が走馬灯のように、頭を駆け巡ります。国道24号線から天理街道へと進みます。天理教で有名な天理市です。市の中心部には立派な天理教本部の建物があり、その周りには全国から集まる信徒のための宿泊施設がたくさん並んでいます。圧倒させられるほどです。天理市を過ぎると、奈良の山なみが続きます。そのふもとを縫うように、山の辺の道があります。私はまだ歩いていませんが、父や母、義母、叔父夫婦、叔母たちの御一行六人が和気藹々で出かけていたことを思い出します。ずいぶん前のことで、皆が五十、六十歳代の頃でした。のどかな風景が続いています。今からでも歩いてみようかなと、ふと思いました。桜井市に入ると、三輪明神の大きな鳥居が目に入ります。
鳥居のそばに有名な老舗みむろもなかの店があるので寄りました。上品な甘さが大好きです。三輪明神へはかつてのことですが、何度か来ています。
三輪明神は大神神社(おおかみじんじゃ)ともいい、地元では「みわさん」と呼ばれています。とても奥深い神社です。今回はパスして、目的地法起院を目指しました。法起院は、西国三十三所第八番札所の長谷寺の参道にあります。長谷寺はぼたんでも有名で、この時期ぼたんまつりが催されます。たくさんの人が集まります。25年ほど前に長谷寺へはお参りして御朱印をもらっているのですが、その時に番外の法起院へは寄らなかったようです。空白になっていたので気になっていました。長谷寺へ続く参道は、長い歴史を感じるひなびた参道です。ぼたんや藤、しゃくなげ、つつじなどいろんな花が見頃となっていて、楽しませてくれました。
裏の渓流は歌によまれた初瀬川です |
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