いろんな記念日がありますが、私にとって一番身近な記念日は自分の誕生日、家族の誕生日、そして家族としてスタートした結婚記念日です。金婚式までにはまだ数年ありますが、二人が共に歩んで半世紀というのはすごいことだと思います。重々しさがあります。私の好きな歌「思い出のアルバム」の歌詞にあるように「あんなこと、こんなこと、あったでしょう」この通りです。
人それぞれの五十年ですが、どの人にとっても生易しいものではなかったことと思います。戦後生まれの人間にとって戦争体験はありませんが、日本の歴史上の国にとっての大きな傷として心に刻まれています。その恩恵を受けて平和の時代に生きることはひとえに感謝です。結婚生活の節目となる金婚式は、迎えられる人と、そうでない人との割合には差があるかもしれません。残念なことに別れの日を迎えることとなったカップルもあります。そのステップを踏んで、更なる幸せを求めてそれぞれの道を歩むことに至ったのは仕方ないことです。それとは違う意味で永久の別れとなったカップルもあります。人それぞれに天命があるので抗うことはできません。そんなことを考えると、金婚式を迎えられるのは稀有なことかもしれません。現代は晩婚化が進み、高齢出産も多くなっているので、金婚式を迎えられるカップルは減少するかもしれません。金婚式を迎える頃には、多くの場合は長子も五十歳に近づいていると考えられるので、大まかに言えば長子の年齢から金婚式まであと何年と数えられます。
私の両親は若くして結婚しましたが、それでも金婚式を迎えることができたのはかろうじてのことでした。その時、長子である兄はかろうじて五十歳を超えていました。平均寿命が延び、人生百年と言われる日本ですが、二人そろって長寿というのは難しいかもしれません。ことわざ「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」「明日ありと思う心の仇桜」を肝に銘じたいと思います。
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