2018年5月14日月曜日

お出かけ(奈良桜井市)

 ゴールデンウイーク最終日は、京都から三重へ奈良回りで移動しました。奈良県桜井市には、古墳や遺跡がたくさんあります。小学校の時から社会の勉強で習いましたが、なさけないことにしっかりとは記憶できていません。家族は歴史・地理が大好きです。今回は、まず始めに桜井市立埋蔵文化財センターを訪れました。桜井市の原始から古代・中世までを各時代ごとに常設展示されています。旧石器時代から始まり、縄文時代、弥生時代、古墳時代前期、古墳時代中期、古墳時代後期、飛鳥・奈良時代へと続きます。石器や土器、生活用具、祭祀用の遺物、農機具、装飾用の玉や鏡、身分の高い人の副葬品、貨幣など、どれも目を見張るものです。数年前に発表された纏向遺跡(まきむく遺跡)や埴輪も、特集で展示されています。発掘調査は、今も続いています。出土品についての調査研究が行われ、特別な処理をしてから展示室に並べられるのだそうです。


 以前友人が発掘調査の手伝いをしていたことがありますが、小さな刷毛で丁寧に少しずつ進めていくという、気の長い話を聞かせてくれました。展示されているものは、出土されるまで土の中に眠っていたものです。パンフレットには「50センチ下の桜井」と書かれています。昔々の日本を教えてくれます。まだまだこれからも発掘調査が進むとともに、新しい事実を知ることができると思うとワクワクします。


 埋蔵文化財センターを見てから、纏向遺跡に向かいました。JR桜井線巻向駅のそばにあります。桜井市の北西部に位置しており、東西約2km、南北約1.5kmにおよぶ大きな遺跡です。発掘調査でわかったことを示す屋敷の柱が何本か建っていましたが、そばへ近づくことはできませんでした。
 (追記)今日5月14日の夕方のニュースでこの纏向遺跡から出土した桃の種を分析したところ卑弥呼がいたという3世紀の年代と一致したという速報が入りました!卑弥呼大和説が有力になったということだそうです。






そのあと近くにある箸墓古墳へ向かいました。初期の定型化した大型の前方後円墳です。周囲には池があり古墳へは近づけません。



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