先日伊勢の海を見に行ってきました。春の海です。明るい穏やかな海です。小さな波が寄せてはかえしています。ここは伊勢湾の中です。湾の入り口に近い三重県伊勢市西部と松阪市東部辺りの海です。35kmほど向かいは愛知県知多半島や渥美半島の伊良湖岬です。望遠鏡で見ると海岸の白い建物がうっすらと見えます。湾の向かい側へ行ってみたい気になります。
中部国際空港セントレアも向かい側です。飛行機が飛んでいきます。
たくさんのカモメが群れをなしています。子供と思われる小さなカモメから、大きいカモメまでいます。大きいカモメは、低空飛行で私達の頭の上を悠々と飛んでいきます。よく見ると貝のようなものを口にくわえて飛んでいきます。砂浜にくわえていたものを落としてから、飛び降りて口ばしで割っています。料理しているようです。そこへ体の小さいカラスの子供が寄っていき、観察するかのように見ています。まるでおこぼれちょうだいと言っているようです。
海を眺め、波の音を聞き、たくさんのカモメやカラスの仲良く共生する姿を見て、心が和みます。時々潮風が吹いてきます。数人の釣り人の姿もあります。海をボーッと見ているだけで、大自然の力をもらえるようです。
海は父、海は母、波は揺りかご、海は果てしない夢、海は恋人、海はあこがれ、大海原は未来へ続く道。海を見ていると詩人になれるようです。帰り道の集落に、津波避難所が新しく造られているのを見ることができました。集落に一つずつありました。海抜8,5mとの表示がされていました。六年前の東日本大震災のあとに造られたようです。コンクリートの建物です。自然災害はいつどこで起きるか予想できませんが、大震災を教訓にして人の命を救う手立てを万全にしなければなりません。その必要に迫られています。
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