先日テレビを見ていて今まで知らなかった情報を得ることができました。東京都大田区の六郷に、日本で一つと言われる七差路があります。蒲田駅から南東へ1㎞程のところ、名前は七辻です。
大正時代に行われた耕地整理によりできたとのことです。そこに信号はありません。不思議と交通事故は少ないそうです。譲り合いの精神で、人々は七差路を通ります。NHKの番組で「72時間」そのスポットを撮影し続けるものです。たくさんの人が行き交う七差路です。「72時間」三日間休みなしでカメラは回ります。早朝から深夜まで、そこに生きる人々の人生が描き出されます。ドラマではありません。ドラマのような人生のドラマです。喜びも悲しみも苦しみも悔恨も描き出されます。地縁という言葉がありますが、人間は地縁をもらってその地で生きて行きます。登場した人達の多くの方から聞かれた言葉に「人生に七つの選択肢があったら迷うなあ」というものでした。岐路に立たされた時、人は迷い、深く考え、周りの人の意見も参考にして、自分が決断します。そうして進んだ道でも、時には後悔することもあるでしょう。自分の前に広がる道が、二つ三つならまだしも、七つもあればくじで決めることになるかもしれません。登場した人達の言葉を聞いて、もっともなことだと思いました。日本に一つしかないという七差路へいつか行ってみたいと思います。考えさせられる番組でした。
「お江戸日本橋」に出てくる六郷です。東海道を京都へ向かって歩くと、江戸を出発して大きな川、多摩川を渡ります。その橋が六郷橋です。「六郷渡れば川崎の・・・・・」子供の時にテレビから聞こえてきた「お江戸日本橋」です。学校で歌った記憶もあるようなないような感じですが、始めの部分「お江戸日本橋七つ立ち 初のぼり 行列そろえてあれわいさのさ」は覚えています。非常に懐かしい気分になりました。
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