私の好きなものの一つにショッピングがあります。以前ブログに取り上げた大型ショッピングモールも大好きですが、時代の流れに取り残されたような古びたショッピングセンターにもひかれます。京都市中京区の中心にあった築四十七年の古い店は、ホテルに変わりました。私の馴染みの店でしたが、時代の流れだと諦めていました。
最近隣の山科区に同じ時代に建てられた店を二軒発見しました。嬉しくて早速出かけました。日本の高度経済成長の時代にオープンした大型店舗です。町の賑やかな中心地にあります。店の中に入ると、いつ閉店に追い込まれるかと思うほどの店内です。一階の食料フロアは、近所の人達の毎日の食を支えているのでまあまあのお客さんですが、二階、三階の衣料品や他の商品を売っているフロアは、数人の店員さんとわずかのお客さんでがらんとしています。最新のショッピングセンターと比べると天井が低く、照明も暗く感じます。高度経済成長の時代に青春時代があり、日本が活気づいていた時代とともに成長した私にとって、店の運命が敏感に感じ取れ、自分のことのように悲しくなります。築五十年ほどたっているスーパーは、いつ姿を消してもおかしくありませんが、現役の間はしょっちゅう買い物に立ち寄りたいと思っています。
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