2015年12月7日月曜日

水木サンの旅立ち

 先日漫画家水木しげるさんが旅立たれました。九十三歳でした。何年か前に放送されたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を、いつも楽しく観ていました。故郷の鳥取県境港市へ家族旅行で行った時は、記念館を訪ね水木しげるロードを歩きました。水木しげるさんにお会いしたことはありませんが、時々テレビでお目にかかる人柄には魅力を感じていました。お話しされることは楽しく面白く、その陰にはつらい戦争体験があることも知っていました。先日テレビで追悼番組を観て知ったのですが、著書「水木サンの幸福論」で、水木流「幸福の七か条」を述べられていたのです。九十三年の人生を生きた人の、後に続く者達への言葉の贈り物です。真実の言葉だと思います。皆が心に留めておきたい言葉だと思います。ブログに書かせて頂きます。
1 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
2 しないではいられないことをし続けなさい。
3 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
4 好きの力を信じる。
5 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
6 怠け者になりなさい。
7 目に見えない世界を信じる。

 「巨大な水木ワールドの中でちょっと転居しただけ」と、編集者の方がおっしゃいました。ご冥福をお祈りします。


追記  以前布枝夫人がテレビに出演された時におっしゃった言葉「終わりよければすべてよし」が、印象深く記憶に残っています。年輪を重ね最後にこういうことが言えたら素晴らしいと思います。言えるように一日一日を歩みたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿