以前京都の街路樹について報告しましたがやはり銀杏(イチョウ)が一番多いようです。公害に強いのとケヤキのように横に広がらないという理由のようです。しかも実をつける雌株は道路が汚れるのとその匂いが嫌がられるということです。そのイチョウが今週に入って一気に黄葉に燃え上がっています。下を歩くと周囲がぱっと明るくなったようです。
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河原町通り東側 |
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河原町通西側 |
落葉の様子を見ているとイチョウの葉っぱは少し肉厚のためか、風が無くてもハラハラと真下に落ちていきます。朝起きると歩道は一面の黄色い絨毯、銀杏の落ち葉は踏むと滑りやすく雨が降るといわゆる「ぬれ落ち葉」となり取れなくなりますので。早い目に掃き集める必要があります。
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寺町通老舗の黒壁にぴったり |
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歩道が明るくなったみたいです |
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葉っぱが下を向いて今にも散りそうです |
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寺町通は並木の密度が高くぎっしりと |
京都では古くから「門掃き」(カドハキ)という習わしがあります。夏はさらに水撒きをします。家の前の道を掃き清める習慣です。そのとき、お隣の前はどうするかというと、隣の前一尺(30cm)程度を掃くにとどめ、深入りを避けて、お互いを尊重するということで、人間関係をスムーズに進めているのだそうです。
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老舗道具屋さんの前はすでに門掃きされています |
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こちらの漬物屋さんは2度目の門掃きか? |
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料理屋さんも開店前に門掃き |
京都市もこの季節は6人ぐらいのチームのお掃除隊が人力で歩道上の落ち葉をかき集めていきます。そのスピードは素晴らしく早く歩くスピードと同じくらいなので通りかかった皆さんは目を見張っています。葉っぱがみんな落ちると本格的な師走へと進みます。
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