嵐山で車折神社三船祭を観てから、私達は松尾大社まで歩きました。嵐山から松尾大社までは、1.8キロ、阪急電車に乗れば一駅ですが、気持ちの良いお天気なので、大堰川から引き込んで作られた水路に沿って歩きました。昔は田園地帯だったようですが、今は住宅地となり、ところどころに畑が残っていて、元は農家であったと思われる大きな家も何軒かありました。
松尾大社は、京都市の西部、四条通西端にあり、四条通東端の八坂神社と対峙しています。松尾山(標高223メートル)を背にし、桂川流域を開発した秦氏により松尾山の神として祀られ、平安京以前から人々の信仰を集めていました。平安京遷都後は東の賀茂神社と並ぶ西の大社で、中世以降はお酒の神様として信仰を集めています。関西一の山吹の名所として知られ、境内には約3000株の山吹が植えられているそうです。
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四条通り西の突当りが松尾大社 |
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少し早く着いたので参道は嵐の前の静けさ |
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本殿前も人はまばらで静かです |
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何故か賀茂大社と同じふたばあおい |
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昔は松尾大社も葵祭りと言っていたそうです |
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神の使いだという亀と鯉 |
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境内の水路沿いに山吹がいっぱいです |
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少し残った花がありました |
この日は還幸祭で、4月26日の神幸祭で出ていた松尾七社の神輿が戻ってくるのです。朝7時45分に京都駅西南の西寺跡の旭社を出て10㎞程の道のりを10時間ほどかかって日も暮れかかった六時頃に第一陣が戻ってきました。神輿は石段を登り1社づつ本殿前で拝殿を三回まわり、そのあと御霊戻しが行われました。結構時間がかかり、全部観るのはあきらめて、二つの神輿を観て帰ることにしました。
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最初の月讀神社は神輿がありません |
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参道で神輿が待機しています |
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一基目の神輿が本殿前に登場 |
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最後の力をふり絞って1.3tの神輿を差し上げます |
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神官が御霊を受け取ります |
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鳥居前にはあと5基の神輿が待機しています |
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きれいな飾りつけです |
帰り道もバスにしました。 松尾大社前から7時前にバスに乗ったのですが、路線が嵐山回りだったので、嵐山からたくさんの外国からの観光客が乗ってこられて、バスは満員になりました。頭の上で中国語や英語が飛び交い、疲れた私には、外国語が子守歌のように聞こえてきました。今回も知るを楽しむ小さい旅でした。
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