2015年5月16日土曜日

なじみの場所(錦市場)

 京の台所として有名な錦市場は四百年の歴史があります。国内外からの観光客でいつも賑わっています。歳末には歩けないほど、たくさんの人が買い物に集まります。今日上を見ると「祝400年 錦市場」と書かれた垂れ幕が出ています。私は週に一度は錦市場で買い物をしています。魚屋、八百屋、漬物屋、乾物屋、和菓子屋、土産物屋、食事処、甘味処など、いろんなお店が並んでいます。いつも通っているとどの店が一番安いのかということがよくわかります。イチゴはスーパーよりも安い店があります。魚屋でも生の魚を専門にしている店と、焼き魚や煮魚を専門にしている店があります。私は焼き魚をよく買う店があり、ついつい同じお店で買ってしまいます。



 先日季節はずれの台風の影響で、雨が激しく降った時に錦市場を通ったのですが、外国からの観光客であふれかえり、いろんな言語がとびかっていました。フランスから来たテレビカメラを担いだクルーにも出会いました。「錦」と書いた腕章をつけて、熱心に撮影をしていました。フランス語が聞こえてきたのでフランスの方達だとわかりました。日本にいながら周りを外国人に取り囲まれた私は、外国にいるような感じで、嬉しい悲鳴を上げました。外国語ができたなら、みなさんといろいろお話しできるのにと残念に思いました。 
錦市場にはアーケードがあるので、特にこの日は観光客が雨から逃れようとたくさん集まっていたのだと思います。
 錦市場の東の端に、京極通りに面して錦天満宮があります。古い井戸からは今もおいしい水が出ています。錦の名水と呼ばれています。


錦の水

天満宮なので牛がいます

獅子がおみくじをとってくれます

こちらは電動紙芝居


最近NHKのテレビ番組「ブラタモリ」で放送されました。繁華街の中にある小さな天満宮ですが、いつもたくさんの参拝客が訪れています。その天満宮の石の鳥居が、不思議なことに両端をビルの建物の中に突っ込んでいるのです。テレビで何度も取り上げられている「ハテナ?」の名所です。

 京都へ来られた時には、ぜひ錦市場へ寄ってみて下さい。

ビルの中まで鳥居が突っ込んでいます



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