昨日嵐山の大堰川(おおいがわ・桂川の渡月橋上流)で、車折神社三船祭(くるまざきじんじゃみふねまつり)が行われました。バスを利用して二人で観に行きました。嵐山へは今迄に何度も行っていますが、いつも簡単に見て回るので、嵐山に何時間も留まることはありません。今回初めて観るお祭りです。一昨年の台風による豪雨で桂川が氾濫し、観光地嵐山に甚大な被害が出たことにより、昨年は行われませんでした。今年二年ぶりに再開されたのです。
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2年前の氾濫の復旧工事が続いています |
車折神社は、嵐電(京福電鉄嵐山線)「車折神社駅」のすぐ南側にあります。1190年頃(平安時代)の建立で、後嵯峨天皇の牛車の引棒が社前で折れたことからこの名前がついたそうです。東映や松竹(かつては大映も)などの撮影所が近くにあることから、映画やドラマのロケによく使われているそうです。境内社に芸能神社があり、芸能・芸術の分野の人々にはよく知られているとのことです。
「三船祭」は、昭和天皇即位を記念して1928年(昭和3年)に始まり、平安時代の船遊びが再現されます。十二単(ひとえ)に身を包んだ清少納言役の女性を先頭に、平安時代の衣装を着た人達の行列があり、私達は嵐山に到着してすぐ、渡月橋の上で行列を観ることができました。
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清少納言 |
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雅楽隊 |
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今様のチーム |
そのあと向こう岸で神事があり、私達は川岸に座っておにぎりをを食べながら一時間ほど待ちました。保津川下りの船や屋形船、ボートが行きかうのを近くに見ながら遠くの小倉山、その後ろに見える愛宕山を見ながら、いつかは愛宕山に登りたいという思いが生まれました。
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奥の山が902m、火伏の愛宕権現がある愛宕山です |
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向こう岸で神事が行われています |
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保津川下りの船やボートが込み合っています |
清少納言役の女性や神職らが乗る御座船など三船が川に進み、舞楽や今様歌が奉納されました。きらびやかな扇を流す「扇流し」が披露され、その扇をもらおうといくつものボートが集まりました。両岸はたくさんの観光客で埋め尽くされ、みやびな光景に見入りました。外国の方もたくさん観ておられました。
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今様を謡いながらの舞 |
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龍頭 |
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雅楽の舞 |
両岸は人でいっぱいでした
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川の真ん中で何かが始まりそうです |
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清少納言扮装の女性が軒につるした扇を水に浮かべました |
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屋形船が後を追って扇を取りに行きます |
私達はこのあと嵐山を後にして、松尾大社に向けて歩き出しました。
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