2015年5月14日木曜日

初めての訪問(日向大神宮)

 京都に住んで十五年も過ぎているというのに、まだまだ行っていない場所があることに気づきました。家から3キロほどのところにある日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)へ、自転車で出かけました。京都市山科区九条山にあります。名神高速京都東インターの入口であるとともに、国道一号線に山科で合流する三条通に面しています。蹴上に大きな案内表示板が出ています。私達は何百回とこの道を通っているにもかかわらず、その案内表示板をあまり気にもとめていませんでした。そびえ立つと言っていいほどの長い石段が続く上にあります。 

メイン通路は階段が続いています

少し東の急な車道をのぼります

自転車なので石段は登れません。遠回りになりますが急な坂道が続いている車道を、自転車を押して上がりました。30分くらいかかりました。4時頃になっていたので人気がなく鳥の鳴き声と、谷川の音だけです。街から少しのぼっただけで深山幽谷の趣です。





 日向大神宮は深い森の中にありました。九州宮崎県高千穂から神霊を移し創建されました。非常に古いもので京都市教育委員会は、清和天皇(850年~881年)の頃に創建されたものだと書いています。古くから「京都の伊勢」と呼ばれており、お伊勢参りは非常に遠くて困難ということから、日向大神宮で伊勢神宮を拝むことができるという遥拝所がありました。



そして外宮、内宮があり、驚いたことに天の岩戸がありました。私達は天の岩戸をくぐりました。暗い大きな岩の中を通るのは少し緊張しました。遠い昔に、京都の町を見渡せる素晴らしい場所に創建されたとは、本当に驚きました。



外宮は工事中でした


内宮はさらに石段の上

伊勢神宮と同じ板塀です





そして大文字山への登り口として、今も多くの人がこの道を利用しています。この日も大文字山から歩いてきたという男性に出会いました。私達もいつか京都トレイルを歩きたいと話しています。コースがいくつかあるとのことですが、伏見稲荷、清水寺、南禅寺、日向大神宮、大文字山、銀閣寺をつなぐのは東山コースです。

南禅寺・銀閣寺への道です
野生の葵のようです、明日は葵祭りです

東側に伊勢神宮遥拝所があります


 九条山にある長い歴史を持った日向大神宮へ参拝できて、知るを楽しむことができました。故郷の伊勢と密接なつながりを持つ日向大神宮のことを知らなかった私は、本当に不勉強でした。ここ数年ブームになっているパワースポットとしても、名前が上がっているそうです。

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