12月5日朝テレビをつけると、中村勘三郎さんの訃報を伝えるニュースがとびこんできました。闘病中とのことは知っていましたが、しばらくお休みされたらまたお元気になられ活躍されるものとばかり思っていたので、訃報を聞いて本当に驚きました。人生100年の今、57歳は早過ぎます。中村勘三郎さんは、私達世代の弟的存在で、お若い頃から歌舞伎の世界だけでなく、テレビのドラマにも出演され、よくテレビで拝見していました。気さくな人柄がにじみ出て、愛嬌のある笑顔が見る者の心を和ませてくれました。歌舞伎の伝統を現代へそして未来へつなげる任を、歌舞伎を親しみやすいものへと普及活動、その場を世界へ広げ、新しいものへの挑戦、開拓と全力で取り組まれました。歌舞伎界にとっても日本にとっても大きな損失です。本当に残念ですが、中村勘三郎さんの志を二人の息子さんも受け継がれ、悲しみを乗り越え大きく羽ばたかれることと思います。
この悲しみを静かに受けとめ、心よりお悔やみを申し上げたいと思います。
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