12月16日投票の衆議院選挙の選挙戦がスタートしました。投票日まで火花を散らす激戦が繰り広げられることでしょう。衆院選が12月に行われるのは29年ぶりとのことです。過去最多の多党乱立12の党で争われます。昨年3月の東日本大震災後、初めての本格的な国政選挙です。国民はよく考え見極め、大切な1票を投じねばなりません。
先日の山梨県中央道笹子トンネル崩落事故は、国民を安心安全な暮らしの日本から、国に対して信頼できないという思いに突如落とし入れました。個人の所有するものに対しては、あくまで個人が責任をもって維持管理しますが、国の道路、橋、川、その他諸々に関しては、国が国民のために、国民の命を守るために、あらゆる手段、方策、対策を講じなければなりません。そのために国民は税金を払い、国を信じて国に任せているのです。
イギリスの元首相サッチャー氏の伝説的な名言に「言って欲しいことは男性に頼みなさい、やって欲しいことは女性に頼みなさい」というのがあります。いよいよ女性の力を発揮する時が来たのではないでしょうか。日本で女性が参政権を獲得したのは、第二次世界大戦後1945年(昭和20年)12月で、翌年1946年(昭和21年)4月戦後初の衆議院選挙で日本初女性議員39名が誕生しました。国会議員に占める女性の割合は、2011年の比率ランキングで世界176ケ国中、日本は125位で11パーセントでした。先進国では最低レベルです。1位はアフリカのルワンダ(56パーセント)2位はヨーロッパの小国アンドラ(54パーセント)で、国会議員の半数以上が女性だということです。あらかじめ選挙時に女性に議席枠を配分するクォータ制を導入している国が多いヨーロッパ諸国は軒並み高い比率となっています。ランキング3位のスウェーデンは、閣僚のほぼ半数が女性です。世界を見渡せば、女性の大統領、首相が少しずつですが登場しています。
今回の衆議院選挙では、女性党首が二人おられます。女性の飛躍を心から望み、いつの日か日本に女性の首相が出現することを願わずにはおれません。国民に奉仕する政治家を選びたいと思います。
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