親しくおつき合いをしている女性が、このたび結婚することになりました。恋愛でもなく、お見合いでもなく、コンピューターが、キューピッドになりました。私の年代では、本当に驚くことばかりです。コンピューターに自分の希望を打ち込めば、その条件にぴったりの相手がたくさん出現します。こちらとあちらの条件が合致したところで、次のステップへ進みます。電話でのおしゃべりです。その印象もよくて、会ってみようという気になれば、一回目のデートが行われます。いつでも、どの段階でも、ストップしたいと思ったら断れます。そして、会ってみて、お互いにゴーサインが出れば、デートが重ねられます。始めから、両方が、結婚したいという気持ちでスタートしているので、進行は早いものです。トントンと話が進み、両家の親と会うことになります。いよいよ大詰めです。婚約ということになり、婚約指輪が贈られます。そして結婚式の段取りです。日時、場所が、決まれば、招待客の名簿作りです。同時進行で新居探しが行われます。
時代は変わったものだと感心します。多くの男性、女性が、お見合いで結婚相手を探す時代は、終わったようです。おせっかいをする町のおばさん、おじさんが、いなくなったようです。お見合い全盛期には、男女の仲を取り持つ世話好きなおばさん、時にはおじさんは、年頃の男女の写真を、風呂敷にいっぱい包んで、持ち歩いていました。結婚適齢期の息子さん娘さんのいる家には、足繁く通い、何とかお見合いにこぎつけるよう、お膳立てしていました。
私の兄も、二人の姉も、そんなお世話で結婚しています。
人と人との縁は、不思議なものです。どんなきっかけであろうと、縁があれば、トントン、話は進んで行きます。とんとん拍子です。
昔の仲人さんは、コンピューター結婚には、存在しません。
人間が作ったコンピューターが、人間の生きる道を誘導しています。
幸せが、生涯にわたり続くことを、祈っています。
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