2019年1月31日木曜日

テレビの力(緑の光線)


 先日テレビから今まで知らなかった情報を得ることができました。題名に魅かれて観た映画「緑の光線」からです。この映画は、1986年フランス製作のものでヴェネチア映画祭で金獅子賞をとっているようです。


宇宙のことについては何も知りませんが、夕陽が水平線に沈む時、その瞬間に一瞬見える緑の光線です。映画のラストシーンで、主人公は緑の光線を見ることができました。夕陽が大好きな私は、そのシーンでとても感動しました。いろんな条件が重なった時に、見える緑の光線です。早速ネットで調べました。秋田県に住む男性は、緑の光線の写真撮影に成功したそうです。肉眼で実際に見ることができる緑の光線です。遅ればせながら、早速緑の光線を求めて行動を起こそうと思います。生涯に一度見ることができるかどうかの、緑の光線です。夢ができました。ワクワクしてきました。いつでも夢をです。

2019年1月30日水曜日

郷土の歴史


 誰にもあるふるさと、ふるさとを離れてほぼ半世紀、なおいっそうふるさとを想う気持ちが募ります。郷土の偉人について子どもの時に学んだと思いますが、「すごい人だな、偉い人だな」という遠い存在の印象があります。郷土の歴史についてもあまり関心がなく、無頓着に過ごしてきたように思います。三重の家の近くには図書館や市の文化財センターがあり、その中にはにわ館があります。できてずいぶん経っていますが、私はまだ行ったことがありません。
 ポアロは、三重にいる時は図書館や文化財センターへ足を運んでいます。仕事から離れた日々を意欲的に活動しています。大阪人であるポアロは、三重の歴史、地理にも大きな関心を寄せています。図書館は情報、知識を得られる宝庫です。先日は、私が生まれた地域についての歴史が書かれた本を読んでいました。お城の近くですが、昔は村という郡部でした。その中に字があり、それぞれに名主や庄屋がいました。ポアロが借りた本には、その時代の名主や庄屋についても詳しく書かれています。NHKの「ファミリーヒストリー」のように、自分が生まれた家の歴史や家系図を知ることができそうです。私の父は、ふるさとで生まれてふるさとで没しています。地理も歴史も大好きで、いろんなことを得意気に話していました。父の知っていることを、もっと熱心に聞いておけばよかったと後悔しています。





 ポアロが行ったはにわ館には、国史跡宝塚古墳から発見された「船形埴輪」が展示されています。平成12年(2000)に発見されました。その後も次々と学術的にも貴重な埴輪の発見が続いています。考古学者にとっては、魅力ある私のふるさとです。もっと郷土の歴史を学んで、自慢できるようになりたいと思います。










2019年1月29日火曜日

Kyoto art for tomorrow


 先日京都三条通りにある京都文化博物館の前を通った時に、たくさんの人だかりに誘われて中へ入りました。別館は、明治39年(1906)に竣工した日本銀行京都支店です。明治を代表する洋風建築として昭和44年(1969)に国の重要文化財に指定されました。当初の姿に修理復元し、保存するとともに無料で公開しています。ホール内では展覧会や音楽会も開催されています。


  この日は京都を中心に活動する新進の若手作家を紹介し、京都から世界へ発信していくことを目的として開催されたArt展の初日でした。ホール内には、圧倒されるほどの大きな恐竜もあります。中央部にはゴミのようなプラスティック製品が山積みされています。よく見ると子どもたちの大好きなアニメのキャラクターたちです。その数はすごいものです。色分けがされて青、黄色、緑、ピンクなど大きな流れを作っています。大きな恐竜もすべてゴミのようなプラスティックから作られています。












ホール内には、子どもたちもたくさんいます。子どもたちの目がキラキラ輝いて、作られた作品に興味津々です。私が知っているアニメのキャラクターもたくさんいます。アトム、ドラえもん、キティちゃん、ミフィーちゃん、スーパーマリオ、ピカチュウ、ちびまる子などですが、子どもたちはもっとたくさん知っていると思います。誰かの台詞で「ゴミは芸術だ」というのがありますが、このArt展を観ていると本当にその通りだと思いました。凡人の想像をはるかに超えて芸術を創造しています。この大作は藤浩志「ジュラ紀から受け継ぐ」という題がついています。今問題になっているプラスチックごみの危険性を訴えているようです。それをこのキャラクター達を使って表現しています。面白い発想だと感じました。とても面白かったです。開催期間は2月3日までです。 


2019年1月28日月曜日

近所のチコちゃん


 近所のチコちゃんは元気な4歳の女の子です。先日チコちゃんのおばあさんから聞いた話です。おばあさんには、息子さんが一人います。その息子さんが結婚して数年たってからチコちゃんが生まれました。息子さん夫婦は共働きをしています。おばあさんはチコちゃんの家から車で15分ほどのところに一人で暮らしています。チコちゃんたちとは同居していません。チコちゃんは毎日保育園へ行きます。核家族なので、保育園への送り迎えは両親がしています。仕事の都合で両親ができなくなった時には、おばあさんの出番です。孫であるチコちゃんの子育て支援を頑張っています。そして土日はおばあさんの家で、チコちゃん一家は過ごします。両親やおばあさんにかわいがられて、チコちゃんはすくすく育っています。チコちゃんは、おばあさんのたった一人の孫娘です。おばあさんの息子さんも一人っ子でした。息子さんにとって、チコちゃんはかわいいかわいい一人娘です。チコちゃんを自分の理想どおりに育てたいと思っておられるようです。チコちゃんの食べる物にも気をつけてしっかりチェックしているとのことです。甘いお菓子も食べさせないようにしています。
ある日、4歳になったチコちゃんは爆発しました。「おとうちゃんはうるさい!」と言ったそうです。その話を聞いて、私は「チコちゃん偉い!」と思いました。おばあさんやおかあちゃんが同じ台詞を言ったとしたら、きっとけんか勃発だと思います。チコちゃんのひとことで、おとうちゃんは苦笑いしながらもぎゃふんとへこんだのではないでしょうか。小さいながらもきちっと真実を見ているチコちゃんがいます。今さらながらこんな手があったのだと思っています。小さな子供の口を借りて「うるさい!」と言えばよかったと。

2019年1月25日金曜日

ふるさと冬散歩(2)


 私は時々ポアロのおともをして冬散歩に出ます。先日は水仙の群生に出会いました。我が家の小さな庭にも、少しですが水仙は咲いています。この二級河川の川堤には、水仙がかたまって咲いていました。今年は20日に大寒に入り、寒い日が続きます。一番寒いといわれる今の時期、水仙は満開で見頃となっています。










 清楚でかわいい水仙の、内に秘めたたくましさを感じる冬散歩でした。

2019年1月24日木曜日

京都老舗の楽しみ


 寺町三条上がるにある老舗鳩居堂の前を通る時には、いつもわくわくします。通りに面して小さなショーウインドウが三つあるのですが、それぞれに飾り付けが工夫されています。四季折々、行事を取り入れています。お正月が終わり、今は節分の飾り付けです。主役はいつも金太郎です。仲良しのクマもいます。シチュエーションは節分なので、鬼もいます。ゆきだるまやこたつで冬を表現しています。金太郎が豆まきをしているポーズは、とてもかわいく見る者の気持ちもほんわかします。









金太郎やクマ、ゆきだるま、小さな鬼は張り子の人形です。お面をイメージした大きな鬼の顔は、折り紙を使って工夫されています。居間にあるテレビやこたつ、こたつ布団も天板も座布団も茶筒も豆を入れた枡も、すべて紙でできています。鳩居堂は創業350年余の老舗です。お香、書画用品、はがき、便箋など、和紙製品の専門店です。コンセプトは「日本の変わらぬ心、伝統文化を守り育てます」と表現されています。ショーウインドウを熱心に見て写真を撮っていると、道行く人が集まってきます。小さなショーウインドウなので、気がつく人は少ないのかもしれません。大人も子供も楽しませてもらっています。

2019年1月23日水曜日

スーパームーン


 一昨日は今年最初のスーパームーンでした。バタバタしていてスーパームーンの情報を聞き逃していたのですが、あまりの明るさに見とれていました。家の近くにある城の上に顔を出したスーパームーンは、とても大きくとても明るく人をひきつけます。刻々と位置をかえていきます。家の中にいてもその明るさは強烈で、スーパームーンの情報を得ていなくても、「この明るさは何なのかしら」と外の様子が気になるほどでした。


9時のニュースで今年最初のスーパームーンと知って、強烈な明るさに気をとられた自分を嬉しく思いました。そして夜が明け、午前5時過ぎには、西の空に大きなスーパームーンがありました。山があり住宅があり、その上にスーパームーンがあります。比較する対象があると、なおいっそうスーパームーンの大きさが際立ちます。いつものことながら、月と月光、そしてピアノ曲ベートーヴェンの「月光」ドビュッシーの「月の光」を連想してしまいます。

2019年1月22日火曜日

人気者


 先日フランスにいる娘に小包を送ろうとした時のことです。郵便局の窓口に並んでいる記念切手が目に入りました。私の好きなガスパールとリサです。ずいぶん前ですが、パン屋の景品でもらった買い物袋に、ガスパールとリサがキャラクターとして描かれていました。
                            

  それ以来その買い物袋を愛用しています。記念切手のかわいらしさに惹かれて、62円切手1シートと、82円切手1シートを買いました。小包の送料の一部に充当できるとのことなので、小包にたくさんの切手を貼りました。





娘たちも、かわいいガスパールとリサの切手に喜ぶと思いました。後日そのことを娘に伝えると、「あまりにもかわいくて途中で誰かが剥がすかもしれない」と言うので少し心配になりましたが、フランスの郵便事情を信用するしかありません。「リサとガスパール」は、フランスの絵本のキャラクターです。アニメや映画にもなっているそうです。

2019年1月21日月曜日

再度襲来(まんたん不運)


 まんたん(義母)がまたころんで大腿骨を骨折しました。ちょうど一年前にホームの自室でころんで左大腿骨を骨折したのですが、今度は右大腿骨を骨折しました。昨日はまんたんの誕生日で、満94歳になったところです。お祝いすべき誕生日に、まんたんは不運に襲われました。
前回も今回も救急車で運ばれました。昨日の朝ホームから連絡が入り、私たちは急いで京都から病院へかけつけました。担当の医師は前回と同じで、ベテラン医師です。医師から説明を受け、今日の午後手術することになりました。前回と同様、骨折した部分に金属が入ります。
まんたんは、三重のホームに入っています。京都から三重まで、全線高速道を利用して二時間弱で着きます。私たちもシニアとなり、こんなことをいつまでできるか将来に不安をおぼえます。老々介護の文字が頭にちらつきます。シニアになれば、自分の体の世話だけで大変です。老化は着々と進行しています。目も耳も頭も、気力体力も下降の一途です。悲しいことですが、人間に定められた宿命です。「人生百年時代」と叫ばれていますが、一世紀百年を生きるということはめでたいようですが大変なことだと思います。

2019年1月18日金曜日

シニア男性のおつきあい


 私はブログをしていますが、フェイスブックはしていません。ポアロはその逆で、毎日せっせとフェイスブックをしています。写真と短いコメントを載せています。その様子を身近で見ている私は、面白いことに気づきました。日常の暮らしの中で、フェイスブックは現代のおつきあいになっているのです。ポアロがフェイスブックを公開するやいなや、すぐに「いいね」が入ります。クリックするだけで、投稿者本人の画面に表示されます。誰が「いいね」を押したかはわかります。ポアロの場合、海外、フランスやスペインの知人も「いいね」を押してくれます。コメントも入ります。一つのフェイスブックで、何通ものメールのやりとりが行われることもあります。瞬時にして世界がネットで結ばれます。電話による肉声での会話ではありませんが、いつでもどこでもネットで結ばれているのです。読んで「いいね」を押すことは、おつきあいのようです。シニア男性たちの健気な姿が見えるようです。

2019年1月17日木曜日


 私は蔵を持っています。天井高は1.5m、面積25畳ほどです。私以外の家族は背が高いので入るのに苦労します。それをいいことに広い面積いっぱいに、私の物がどんどん増え続けてしまいました。しまえる場所があるということは、よくありません。整理片付けをしないまま何十年が過ぎてしまいました。シニアとなった今、事の重大さに気づき、焦ってきました。そろそろ整理片付けをしなければなりません。何十年もほったらかしにしていた荷物の数々、我ながらよくもまあここまで増えたものだとあきれています。先日調査に入りました。まるで昭和史を見るようです。
 結婚して早四十数年です。世間知らずの私は、結婚に際してすべて父母がしてくれることを感謝の気持ちで傍観していました。私は、兄一人と姉二人の、四人兄弟の末っ子です。私が親元を離れることは、父母にとって非常に寂しいことだったと思います。今は合理的な考えの元、嫁入り道具という言葉も聞かれなくなりましたが、私の場合父母の溢れんばかりの愛情ですごいことをしてもらいました。例を上げれば、夫婦座布団の他に、来客用座布団を夏・冬それぞれに十枚も用意してくれました。新居は3Kの狭い公団住宅です。グランドピアノ、電子オルガンもあります。洋服ダンス、和ダンス、整理ダンス、婚礼布団、来客用布団、食器棚、食卓テーブル、イス、冷蔵庫、電子レンジ、自転車など、大きなトラックいっぱいの荷物を持っての荷入れです。どんな大きな家に住むのかと思ってしまうほどの荷物です。娘に言われます。「座布団二十枚もいらないと、何故言わなかったの?」
娘の言う通りです。住まいに合わせて、必要な物だけでよかったのです。私の頭の回路がおかしかったのかもしれません。父母が用意してくれた客用座布団二十枚は、使われることも少なくきれいなままで今も蔵に眠っています。父母の愛情を思うと、手放すことができません。しかしです。いよいよ時が来たのです。欲しい方がいれば手放そうと思います。捨てるのは忍びないのです。たくさんの物がありますが、使ってくれる人がいればそれだけで嬉しく思います。フリーマーケットやバザー、リサイクルショップへ運ぼうと思っています。

2019年1月16日水曜日

ふるさと冬散歩


 新しい年を京都で迎えた私たちは五日に三重へ移動しました。世の中は七日から本格始動しています。子供たちも冬休みが終わり、いよいよ三学期です。ポアロは一日五千歩を目標にして散歩に出かけます。私は気が向いた時だけお伴をします。テレビでは、「健康のために一日一万歩歩きなさい」と言っていますが、私には実現不可能です。気分にむらがあります。特に寒さ厳しい冬は、外へ出るのがおっくうになります。先日は誘われて散歩に出かけました。家の前を流れている二級河川に沿って上流へと歩きます。川にはいろんな鳥がいます。鳥を見ながら、移り行く自然を見ながら歩きます。最近写真を撮るのに熱心なポアロは、足を止めては鳥や木々などの撮影です。



そんな中で、心惹かれる木立の姿がありました。寒空の下、すべての葉を落とした木々の姿が美しく、何の装飾もなく人を惹きつけるのです。シンプルな美しさです。無駄なものを削ぎ落した美しさです。木々の高さは15メートルほどです。太い幹からたくさんの細い枝が伸びています。厳しい寒さの中で、春が来るのを待っています。冬特有の曇天の空にもめげず、空に向かって手を伸ばしているようです。冬散歩の楽しさをもらった気がしています。








2019年1月15日火曜日

「冬の朝」


  朝6時半 外はまだ暗い
日の出まであと少し
早出出勤の娘を見送る

暗い中を車が行き交う
世の中は動き出している
今日も一日が始まる

脳裏に浮かぶかつての私
三重から東京へ
早朝出勤する夫
私は暗い中を駅まで車で送る

高校 大学へ通う娘たち
私は駅まで車で送る

散歩を催促する愛犬たち
愛犬たちと私は走る
冷たい風が気を引き締める
睡眠不足もなんのその

家事が私を追い立てる
洗濯炊事掃除
毎日続く主婦の仕事

ランチもそこそこに
私の本業が始まる
小さな子供から大人まで
ピアノを愛する人たちが来てくれる

仕事が終わると
慌ただしく夕食の用意をする

車で娘たちを駅へ迎えに行く
次は愛犬たちとの散歩が待っている
愛犬たちと私は走る
軽やかに走る走る

夕食を済ませ
家事を済ませ
娘たちとの団欒

最後にお風呂に入り
くつろぎのひととき

時間との競争で一日が過ぎる
毎日毎日
何年も何年も
こんなリズムで時が過ぎ去る

シニアライフの今は
過ぎ去った日々が懐かしい

若かった私
走り回った私

冬の朝
暗い中を人々は行き交う
現役世代の人たち

かつて私もそうだった
過ぎ去った日々を思い出す

2019年1月11日金曜日

食べ物と思い出(2)干し柿


 食べ物と思い出の二つ目は、干し柿です。お正月に飾る鏡餅の上にも干し柿をのせます。おせち料理の一つなますにも干し柿を入れます。師走に入ると干し柿が店頭に並びます。家族の中で、私だけがお正月と干し柿を結びつけてしまいます。また甘党の私にとって、干し柿は大好物となっています。店頭に並ぶ干し柿は高価なものです。私が子供だった時は、干し柿を作るのはお年寄りの仕事でした。祖母が毎年作っていました。父も晩年は作っていました。渋柿の皮をむき、わらひもに通して軒先に吊るしました。子供心に、もうすぐ嬉しいお正月、お正月が近づいているとわくわくしました。今は面倒な干し柿作りをする人も少なくなっているようです。田園地帯、農村部を走っていると、豊作となっている渋柿が鳥たちのエサになっている光景をよく目にします。もったいないことですが、これも時代の流れです。昨年秋に東北へ行った時には、暖簾のように吊るされた干し柿をよく見ました。晩秋の風物詩でした。



 お正月の干し柿を、私は懐かしくなり少量だけ買って一人で食べます。家族は誰も食べたいとは言いません。都会育ちのポアロには、干し柿の思い出はないようです。

2019年1月10日木曜日

食べ物と思い出


 いろんな食べ物と思い出は繋がっていると思いますが、寒い時期になると私は甘酒を懐かしく思い出します。歳とともに深まりつつあります。子供の時には、家で作った甘酒をよく飲んでいました。米麹だけでつくるものです。専用の小さな布団で包み、縄で作った保温するための入れ物(名前は忘れました)に一日入れて出来上がります。お湯を注ぐだけで甘い甘酒が飲めます。米麹の香りがあります。そのままの形の米粒があります。私は作ったことはありませんが、母が冬になると毎日作っていました。おやつのように飲むと、体が温まりました。今思い出すと心も温まっていたようです。
そんな時代から早何十年が経ち、今スーパーにはいろんな甘酒が並んでいます。その中でも「昔懐かしい自然の甘さ」のキャッチフレーズにひかれて時々買って飲んでいます。寒い冬に飲む甘酒は、遠く過ぎ去った子供時代をよみがえらせてくれます。そんなことを思うのは私だけでしょうか。都会育ちのポアロからは、甘酒の思い出は聞こえてきません。

2019年1月9日水曜日

テレビの力(チコちゃん)


 NHKで放送されている「チコちゃんに叱られる!」が話題となっています。五歳の女の子チコちゃんは何でも知っています。博学です。先日観た中では、「ごちそうさまって誰に言うの?さまは誰なの?」という質問でした。何かを食べる前に「いただきます」食べた後に「ごちそうさま」と言うのは、感謝からです。大地の恵みへの感謝から始まり、たくさんの人の手を借りて、自分のもとへ届けられたというすべてに感謝です。このぐらいは即答できますが、チコちゃんは、もっと詳しく歴史を教えてくれます。お釈迦さんを守る役目の韋駄天が、食の神様だそうです。「ごちそうさま」の「さま」は、韋駄天さまをさしているとのことです。
 チコちゃんの質問は、簡単なようで実は難しいと思います。誰でも知っているつもりでいることを改めて質問されると、「ん?」となります。答えられないと、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られます。年齢を重ねてここまで来た私ですが、チコちゃんにはかないません。おちおちしておれません。チコちゃんからたくさんの知識をもらおうと思っています。

2019年1月8日火曜日

春の七草


 新しい年が幕を開け一週間が過ぎました。昨日はポアロ作,春の七草粥をいただきました。仕事を終えシニアライフとなったポアロは、料理をすることに意欲を発揮しています。現役の時も時々は料理をしていましたが、今は主夫になれそうです。何十年と台所に立ち続けてきた私は、趣味で料理をするのではなく、家族のために義務として責任を持って取り組んできました。主婦と主夫、台所に立つ人が二人になって、私の気持ちは楽になっています。現代はネット社会です。何でも知りたいことは、ネットが教えてくれます。料理のレシピも豊富です。ポアロはネットのレシピを見ながら、七草粥を作りました。まずまずの出来ばえでした。




 前の日にスーパーへ行くと、春の七草のコーナーが設けられ、いろんな種類の品がありました。レトルトもありました。私たちはパックになった春の七草を買い、いつものことながら春の七草の復習をしました。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろです。なかなか覚えられませんが、一年に一度復習します。お正月には、ごちそうをたくさん食べて、食べ過ぎて、疲れた胃を休ませるために七草粥ということだと思います。胃に優しい七草粥でした。