寺町三条上がるにある老舗鳩居堂の前を通る時には、いつもわくわくします。通りに面して小さなショーウインドウが三つあるのですが、それぞれに飾り付けが工夫されています。四季折々、行事を取り入れています。お正月が終わり、今は節分の飾り付けです。主役はいつも金太郎です。仲良しのクマもいます。シチュエーションは節分なので、鬼もいます。ゆきだるまやこたつで冬を表現しています。金太郎が豆まきをしているポーズは、とてもかわいく見る者の気持ちもほんわかします。
金太郎やクマ、ゆきだるま、小さな鬼は張り子の人形です。お面をイメージした大きな鬼の顔は、折り紙を使って工夫されています。居間にあるテレビやこたつ、こたつ布団も天板も座布団も茶筒も豆を入れた枡も、すべて紙でできています。鳩居堂は創業350年余の老舗です。お香、書画用品、はがき、便箋など、和紙製品の専門店です。コンセプトは「日本の変わらぬ心、伝統文化を守り育てます」と表現されています。ショーウインドウを熱心に見て写真を撮っていると、道行く人が集まってきます。小さなショーウインドウなので、気がつく人は少ないのかもしれません。大人も子供も楽しませてもらっています。
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